Microsoft Office とサインインについて
先日、Officeの保存先にOneDriveを表示させない方法が紹介されました。
その中で、OfficeをMicrosoftアカウントからサインアウトすることによって解決するとしています。
近年のMicrosoft Office搭載モデルの通常の初期設定において、Officeをアクティベーションする際には、Microsoftアカウントへのサインインが求められているはずです。
そのMicrosoftアカウントに、Officeプロダクトキーが紐付けられるはずです。
また、Microsoftアカウントは2年間に1回はサインインしなければならず、放置するとロックされます。
ロック状態でさらに放置すると抹消されます。
放置しているつもりであろうとなかろうと。
なお例外として、以下の様にも記載されており、Officeのアクティベーションがこれに該当するものと思われます。
購入 。 Microsoft アカウントを使用して現在の Microsoft 製品またはサービスを購入したり、その購入を引き換えたりアクセスしたりした場合、Microsoft アカウントはアクティブなままであり、Microsoft は非アクティブのためアカウントを閉じません。 ギフト カード、認定資格、サブスクリプションベースの購入またはサービスには適用されません。
しかし、これまでにも弊社のお客様におかれまして、理由はどうであれアカウントをロックされてしまっている事例をいくつも拝見いたしておりますのも事実でございます。
たとえOfficeが標準添付のパソコンであっても、そのOfficeはお客様が購入されたものです。
実際、無料(タダ)で付いているわけではありません。パソコンの本体価格に含まれています。
万が一、Officeプロダクトキーを紐付けたMicrosoftアカウントがロックまたは抹消された場合、Officeが再インストールできません。
IDまたはパスワードを失念の上、事前に適切なサインインオプションを用意していなかった等、Microsoftアカウントにサインインできない場合も同様です。
Microsoftアカウントがロックまたは抹消された場合とは違いますが、
パソコン修理の際、Microsoftアカウントの手がかりの一切を紛失されており、Officeの追加購入をご案内させていただいたケースもたくさん存じております。
Microsoft Officeは、1000円や2000円で購入できるものではありません。
弊社のお客様におかれましては、基本的にWindows自体にはローカルアカウントでサインインしているかと存じます。
特にお申し付けが無ければ、弊社での初期設定ではMicrosoftアカウントではサインインしないようにしてあります。
つきましては、Officeへのサインインを保つことはロックアウト防止の保険になり得るかと存じますので記事にいたしました。
一般の方におかれましても、次のいずれかのような方法でMicrosoftアカウントのサインイン状態を保たれることをお勧めいたします。
- WindowsにMicrosoftアカウントでサインイン
- OfficeをMicrosoftアカウントにサインイン
- Microsoft EdgeをMicrosoftアカウントで同期
※特に、Officeを紐付けたMicrosoftアカウントについて。
※※インターネットに接続していることが前提です。