フレッツ光回線の契約変更で、逆に高くなることも!不適切な電話勧誘に注意!
こんにちは、バイパス店の藤井です。
このところフレッツ光回線の見直しに関する電話勧誘が増えています。
当店にも
「今お使いのフレッツ光回線そのままで、お安く提供できるようになりました」
「5,400円の回線使用料が3,800円になります」
など光回線の見直しの電話勧誘がよく掛かってきます。
「回線はそのままで、安くなるのならいい話では?」と思いますが
じつは安易に契約変更すると後々、大きな問題になる可能性があります。
電話勧誘で、どの業者も共通しているのが
「自社の名前を先に名乗らないこと」
まぁこの時点で、怪しいことこの上ないのですが・・・。
電話口では、いかにもNTTの関係者であるかのような言い回しをする業者もいますが
じつは、NTTとは全く関係のない別業者です。
したがって、契約を変更すると契約先の事業者も変わります。
これにより、サポートなどのサービスも含めて全て変わります。
では「フレッツ光回線そのまま、という言葉は嘘なのか」という話ですが
厳密に言うと半分嘘です。
一般的に「回線そのまま」という言葉を聞くと、全部同じサービスが受けられるような気がしますよね。
でも「同じフレッツ光の回線網を使っていますよ」というだけで
「同じサービスが全部使えますよ」とは、言っていないんです。
これは、NTT東西の光コラボレーションという、光回線の卸売りの仕組みを利用した契約サービスです。
「転用」という簡易な手続きにより、NTT東西からの他社へのサービス乗換えが可能となっています。
機器の入替もなく、同じフレッツ光回線を使ったまま、契約先を変更することができます。
でも、変更できるのは1回だけです。
一度変更した回線をもう一度変更する場合は、新規契約となり解約手数料や工事費が必要になります。
この仕組みに便乗した特約店や販売代理店が、取り次ぎ手数料狙いで、一斉に電話勧誘をしているのが現状です。
もちろん実際に料金が下がることもあるのですが、条件によっては下がらないこともあり
契約内容を慎重に確認する必要があります。
場合によっては、
「契約前よりかえって金額が高くなった」
「メールアドレスが変更になった」
「高額の解約手数料が発生した」
「変更前より回線速度が遅くなった」
など様々なトラブルが発生する恐れも。
この問題に関して、総務省からも注意の呼びかけが出ています。
(外部サイトへリンク)・光アクセス回線サービスの卸売を受けて提供するサービスの不適切な電話勧誘についての注意喚起
そもそも、複雑な回線契約の内容を電話勧誘で説明しようとすること自体に無理があると思います。
基本的に聞いたこともないような、取り次ぎ業者と契約するのはお勧めしません。
うまい話には裏があるということで、十分にご注意ください。