社外品のインクは、プリンターが壊れる原因になる?
こんにちは、バイパス店の藤井です。早いもので今年もあと半月ですね。そろそろ年賀状の印刷準備に取り掛かる方も多いのではないでしょうか。
さて、前回に引き続きプリンタの話です。今回は、社外品のインクについて書こうと思っていたのですが、他の担当が分かりやすい比較を書いてくれたので、まずはそちらを紹介させて頂きます。
社外品インクと純正インクの違いについては、上記の記事を読んで頂くとして、一部内容が重複しますが、かわりに私は、軽めの話を。。。
この時期、年賀状の印刷に備えて、予備インクの購入で多くのお客様にご来店頂いています。店頭で皆さんよく言われるのが
「純正インクは高すぎる!」ということ。
確かに私も純正インクは、高いと思います。
「こんなの製造原価2割以下では?」、「1個売ってどれだけ儲けているのか」とか思う部分もあります。
まぁ理由はありまして、以前も書きましたが、元々プリンタメーカーは、本体を赤字で販売していて、後でインク代で回収しているのが主な理由です。
聞いた話では、プリンターを1台販売して、純正インクを2セットぐらい使ってもらえないと、赤字になるとか・・・。
最近は、EPSONからエコタンク搭載プリンタなど、インク代が安い機種もでてきていますが、その分本体価格が高いので大量に印刷される方でないと元を取るのは難しいですね。
この高いインク代を少しでも安くするため、ホームセンターや100円ショップで売られている、安い互換インクや詰替インクを検討される方もいらしゃると思います。
しかし、皆さん不安に思うのが「社外品のインクは、プリンターが壊れる原因になる?」というところ。
当店でも社外品のインクを販売しているのに、こんなことを書くのはどうかとも思いますが、品質的には、やはり純正インクが一番安心です。
社外品のインクは、メーカーによりますが、使う方を選びます。
よく「あまり印刷しないから、安い互換インクを使いたい」というご相談を頂きますが、実は、これが
「一番危険なパターン」です。
ご使用量が少ない方は、絶対に純正インクの使用をおすすめします。
安い互換インクを使うと何が問題になるのか。これは特にCANON系のプリンターで多いトラブルですが、一般的に互換インクは、純正と異なる構造のインクカートリッジを採用しています。(純正と同構造だと、メーカーに訴えられるので・・・)
一部の大手リサイクルメーカーが販売する商品であれば、まだ作りは良いのですが、中国などで大量生産された安い互換カートリッジは、品質のバラツキが大きく、純正インクと構造が異なる為、インクの保持力が弱いです。
さらに、インク自体の表面張力不足や粘度不足も合わさって、プリンター内部でインク漏れが発生します。
ご使用量が多い方でしたら、漏れながらもどんどん使っていくので問題になりにくいのですが、使用量が少ない方の場合、漏れたインクが固まってトラブルの原因になることがあります。
この時期、当店のメンテナンスにも、多くのプリンターが修理で持ち込まれますが、故障されたプリンタに取り付けられたインクを見ると、7割ぐらいの方が社外品のインクを使われています。
互換インクを否定するわけではないのですが、プリンターが故障するリスクを考えると、チラシなど大量印刷がメインで、インク代の差額でプリンタが買えるぐらい使用される方以外は、純正インクをおすすめします。