6月のWindows Update 不具合

windows-updateWindows7 Professional 32bitをお使いの、建築関係の一部のお客様から、
またもや起動しなくなったという問い合わせが数件入っております。

これは6月に新たに発生した不具合というよりは、既知の不具合のうちWindows側のみの問題ではなく、特定のソフトやデバイスの組み合わせにおいて発生する問題です。
ソフトやデバイスのメーカー側でも対応する必要があるので、メーカー側の対策が施されるまで問題は継続します。

今回、我々が対応させていただいたケースでは、あるCADソフトで実行時に挿しておかなければならないUSBドングル(プロテクト)が原因でした。
これは、現在は挿していなくても過去に1度でも挿したことがあれば該当することになります。
システムにデバイス情報が登録されている為です。

今はCADソフトを使っていないとされるパソコンでも発症したというのは、そのためでした。
お使いではなくなった場合は、ドングルを抜くだけでなくデバイスドライバやソフトもアンインストールしておく必要があるようです。

今回の方は、先月処置させていただいたのですが、どういうわけかまた今月分のWindows Updateが自動的に適用されてしまったようです。
システムを修復したのち、再びWindows Updateを無効にした状態でご返却させていただきました。
現状ではCADソフトのメーカーが対応するまでは、Windows Updateが行えません。

Windows Upadteを無効にすると、Windows セキュリティセンターが通知をしてくる場合があります。
(本来は正しいのですが)誤って操作すると、再びWindows Updateが自動になってしまい、症状が再発する恐れがあります。
対象の方は、ご注意願います。

今回の不具合は対象となる方は限られますが、おそらく対象の方にとっては仕事ができなくなるという大変重い症状となるでしょう。