続・Wi-Fiミレルで~
分かりやすいかどうかしりませんが、一連のシリーズでは、Wi-Fiの電波のうち、2.4GHz帯の電波をWi-FiのG、5GHz帯の電波をWi-FiのAと呼んでいます。
先日の実施例では、使用した端末がWi-FiのG(2.4GHz)しか対応してなかったので、別の端末を用意して…
Wi-FiのA(5GHz)もやってみた
Wi-FiのA(5GHz)対応の端末で、Aの電波も計測してみました。
左画像は先日のWi-FiのG(2.4GHz)で、右画像が今回新たに計測したWi-FiのA(5GHz)です。
Wi-FiのAを計測した端末は画面の解像度が低いので、マーカーのサイズが大きく表示されています。
まず店内については、Wi-Fiルーターに対して、ほぼ見通しがきくこともありWi-FiのGの時とそんなに違いがあるようには見受けられません。
今回のAでは、店内中央付近の柱、Wi-Fiルーターから見て陰になる場所でも計測してみましたが、さほど減衰していません。
ちなみにこの柱が何で出来ているか、筆者は知りません。
マップ画像下側の壁も薄いので、さほど減衰していないようにみられます。
マップ画像上側の自動ドアの外、つまりお店の外については、自動ドア付近ではAもGも違いはあまり見られません。
マップ画像右上の部分で違いが出てきました。
マップ画像に水色で記した部分には鉄製と思しき柱や階段が設置されていて、Wi-Fiルーターから見たとき、この陰にあたる部分でAの電波がGの電波よりもさらに弱まっています。
電波強度8とか、もう虫の息ですね。
マップ画像右側の連絡通路でも、違いが表れ始めています。
結果的に、このフロアではほとんどの場所でAでも使えそうです。
外壁の外ではもっと悪くなると思っていたので意外でした。
マップ画像には記していませんが、窓があるのが原因なのでしょうか。
電波強度40を下回っているので、どのみち店外では実用には耐えられないと思います。
ともあれ、皆さんもご自宅などで試してみてください。
Wi-Fiミレルのヒートマップは、その時点での受信強度を、タップした場所を中心に描画し、他のポイントでの描画と合成しているだけのようなので、専用の測定機器ではありませんし、完璧に正確なヒートマップというわけではありませんが、十分参考にはなると思います。