ツールバーの更新ボタンをクリックして下さいとは?

オンラインでのショッピング、ネットバンクなど
インターネットを使ったサービスの利用者は大変多いです。
先日、相談があったのはツールバーの更新をクリックするように表示されたが
どう更新すればいいのかという問い合わせです。

ツールバー…何かしらアドオンの更新だろうかと思いましたが
そうなった時の状況とメモされた文面を見ると疑問が解けました。

Webページの有効期限が切れています。

ページの有効期限が切れている。
これは個人情報を取り扱うページから戻るボタンをクリックすると簡単に見れます。

ツールバーの「更新」とだけ切り取ってしまうと
何かしらプログラムを更新しないといけないのだろうかと思ってしまいますが
ここでの更新はページの更新を求められています。

更新

アドレスバーの右側に矢印が円を描いているようなマークがあります。
これが「更新」ボタンです。

昨今のIEはデフォルトではツールバーと呼ばれていた部分が非表示です。
ツールバーという名称自体が古い時代の名残があるメッセージのように思えます。
別のブラウザで同じような状況になっても、ツールバーという単語は使われていません。

更新をクリックすればページを読み込み直しますが
サイトによってはログインの入り口まで戻されてしまうかもしれません。
決済ページやネットバンクのページでは
ブラウザの戻るボタンは使用しない方がいいでしょう。
ページ内部で戻るを探してみて下さい。

なぜページの有効期限が切れるのか?

いつも戻るボタンを使っているのに
どうして今回のような事になってしまうのか気になると思います。
もちろん普通のページではブラウザの戻るボタンを使用して頂いてかまいません。

しかし、決済ページやネットバンクなどの個人情報を取り扱うページでは
ブラウザの個人情報を守る為のセキュリティ制御として
ページがキャッシュされないので戻るボタンでページが表示できません。

キャッシュとは一度見たページの情報をパソコン内部に保存する機能です。
これにより普段は戻るボタンで一度見たページを素早く表示する事が可能になります。

また、ページによっては戻るボタンが関係していないケースでも
有効期限が切れたと言われる場合があります。

そうしたケースでは、ログインが必要なサイトでフォームなどに入力が必要なページ
入力等で一定時間放置した場合なども同じように有効期限が切れます。

アンケートフォームで何を書くか色々と悩んで
ようやく答え終わり、いざ送信しようとするとこうなる場合があります。
この場合はブラウザが情報を自動で再送信しないようにする為に表示されます。
こうした時はもう有効期限が切れないうちに素早く送信するしかないと思います。

もうブラウザのツールバーうんぬんのメッセージはIEと共に無くなるので
これから先に目にする機会は減っていくと思われます。

しかし、どのブラウザも有効期限切れに関するメッセージは存在します。
文面は変われど、ページの更新を求められているのは同じですので
ブラウザの更新をクリックしてください。

ページの有効期限が切れたについてのまとめ

回避法:ブラウザの戻るを安易にクリックしない。
対処法:有効期限切れのページが表示されたらブラウザの更新をクリックする。