Clipchampで簡単動画編集
さらに追記)何が基準なのかわかりませんが、テンプレートを使わない場合や、選んだテンプレートによっては、Basicプランでも透かし無しの1080pでのエクスポートが可能なようです。
追記)せっかく紹介してみたものの、4/14現在のBasicプランでは、エクスポート(動画の書き出し)が、透かし付720pだけ選択できます。
以下は実際の(画面右下)透かしの様子です。残念です。試しに使ってみて、使いやすいと感じたらCreatorプランで契約してみてもいいかもですね。
Clipchampは、去年秋頃にMicrosoftが買収したオンライン動画編集アプリです。
近いうちにWindows 11の標準搭載アプリとなる予定のようです。
最近Windows 10からアップグレードした別案件では、すでに初めから入っていました。
基本的な操作は、昔懐かしのWindows ムービーメーカーのように、「タイムラインに素材を並べていくだけ」でお手軽に動画が作成でき、その気になればそこそこ込み入った編集もできるかもしれません。
また、ClipchampはWebブラウザ上で動作するアプリです。
※すなわちインターネットが必須
これはつまり、処理はクラウド上で実行されるため、操作するパソコンの処理能力をさほど気にしなくても良いことになります。
むしろ、素材や成果物を送受信することから、ネット回線の品質の方が重要かもしれません。
気になる料金ですが、御多分に洩れずサブスクリプション形式となっており、
- 無料バージョンのBasic
- 月9ドルのCreator
- 月19ドルのBusiness
- 月39ドルのBusiness Platinum
となっております。
年払いは30%の割引が適用されるようです。
なお無料バージョンのBasicは商用利用が不可となっているので、YouTuberになりたい場合は有料プランの契約が必要です。
プランの比較はコチラ(公式サイト)を参照ください。
また最初のリリース時点では、無料プランのBasicでは作成した動画を480pの解像度でしか出力できなかったのですが、先日のアップデートでBasicでも1080pで出力できるようになりました。
Windows 10や11ではMicrosoft Storeのアプリ版(実際はEdgeで動いています)がありますので、単体のアプリのように扱うことが出来ます。
スマホやタブレットでもWebサイトにアクセスすれば利用できます。
それでは始め方をご案内していきたいと思います。
Microsoft Storeアプリ版の手順です。
インターネットが必須です。
- Microsoft Storeで「Clipchamp」を検索して入手しましょう。
- 導入ができたら、次回からはスタートメニューのアイコンなどから起動できます。
- 初めて起動すると、アカウントの作成画面が表示されます。
クラウド形式のアプリなので、使用にはアカウントの開設が必須になります。 - 既にお持ちのMicrosoftアカウントやGoogleアカウントを使用して開設することもできるようですが、今回は電子メールを使って開設してみたいと思います。
- そのまま進めると、届いたメールのリンクから開いたブラウザでの利用が始まります(せっかく導入したこのアプリでは使えない)ので、「代わりにパスワード使用」を選択します。
- パスワードを考えて、名前と登録するメールアドレスも入力し「今すぐ登録」します。
パスワードは分からなくならないようにしましょう。 - 確認のメール内の「Click Here to confirm email」ボタンをクリックします。
※表示されない場合は、メール内のコンテンツの表示を許可してください。
筆者の場合そうでしたが、ボタンが見当たらない場合はメールを右にスクロールすると出てくるかもしれません。クリックするとブラウザが開いてアンケート画面が出てきますが、今回はアプリ版で利用したいので、無視して閉じてください。
アプリの画面では「ログインに戻る」をクリックします。 - アカウントへログインの画面で「Eメール」に登録したメールアドレスを入力し、「代わりにパスワードを使用」をクリックして、パスワードを入力して「ログイン」します。
- アンケートが出てくるので、今はスキップなど適当に回答しましょう。
- ホーム画面が表示されたらアカウントの開設は完了です。
- とりあえず右上の「+動画を作成」をクリックしてみると、動画編集画面が出てきました。
- 素材を画面内にドラッグアンドドロップして取り込みます。今回はこの記事で撮った動画を使いました。
- 取り込んだ素材をタイムラインにドラッグアンドドロップして配置していきます。
- テンプレートは、素材を読み込む前に読み込んでおいた方が良さそうです。
- 出来上がったら右上のエクスポートをクリックします。今回はせっかくなので1080pで出力してみました。
※元の素材の解像度より良くはならないと思います。
超解像技術が導入されればあるいは。
しかしテレビでデジタルリマスター放送ってのを見てもなんかアレですよね。 - しばらく待っていると、完成して自動的にダウンロードフォルダにダウンロードされました。有料プランの広告が出てきますが、無料でいきたい人は気にしたら負けです。
- 取り込んだ素材ですが、クラウドストレージは無料プランには提供されていません。ローカルにしか存在しないので、編集する端末を変えたら引き継がれない旨のメッセージが画面にも出てきます。
一旦終了して、わざと元の素材をゴミ箱に入れてから再び起動してみましたが、取り込んだ素材は健在でした。
これはWindowsムービーメーカーとは異なり、取り込んだ素材はアプリの一時ファイルにコピーがプールされているものと考えられます。
ムービーメーカーは素材が元の場所から無くなるとリンク切れになっていました。
もちろん一時ファイルが削除された時点て無くなってしまうと思います。