マウスの代わりにジョイスティック
★☆★徳島バイパス店にて店頭デモ展示あります☆★☆
今回は、
マウス操作が困難な方のために、ジョイスティックによるマウス代替の入力操作を提案いたします。
この企画のポイントは、
ジョイスティック(などのゲームのコントローラー)の入力を、キーボードやマウスの入力に変換してくれるユーティリティソフト「JoyToKey」になります。
JoyToKeyはシェアウエア(本登録有料制)ソフトですが、製作者様のご厚意で無料試用版でも今のところ機能制限なしで利用させていただけます。
https://joytokey.net/(公式サイト)今回使用するジョイスティックは、「HORI ファイティングスティック mini for Nintendo Switch」です。
選定理由は、操縦桿タイプほど仰々しくなく、日本の老舗で、試した時期において比較的安価だったからです。
なお、for Nintendo Switchと記載されている通り、本来はNintendo Switch用の装置ですが、Windowsでも動作します。
製品ページにも記載されており、ネット上に動作報告もたくさんあります。
実際に今回使えております。
以降、コントローラーと表記します。
設定手順
コントローラーは、今から挿しておいてもOKです。
ファイティングスティックの場合、デバイスドライバーは自動的にインストールされます。
HID準拠ゲーム コントローラー
弊社スタッフが本企画(ファイティングスティック用)のファイルを用意しています。
以下のアドレスからダウンロードできます。
https://www.joymate.co.jp/manual/fighting-joy.zip
zipファイルをダウンロードして、展開したら、「JoyToKeySetup_6_9_1.exe」を実行してJoyToKeyをインストールします。
その際、デスクトップにアイコンを作成しておいた方が後ほど便利です。
JoyToKeyが起動していたら、一旦終了してください。
ウィンドウを閉じても最小化して常駐します。
終了するには、タスクトレイ(画面右下)のミニアイコンを「右クリック」して「JoyToKeyを終了する」です。
表示されていない場合は、「 ∧ 」をクリックすると隠れたミニアイコンの一覧が表示されるはずです。
JoyToKeyのアイコン
JoyToKeyを終了したら、「ドキュメント」の「JoyToKey」フォルダを開きます。
通常は %userprofile%\documents\JoyToKey に設定ファイルがあるはずです。
「最初の設定.cfg」を削除します。
削除しなくてもかまいません。
次に、展開したzipファイルの中身のJoyToKeyフォルダの中身を、「ドキュメント」の「JoyToKey」フォルダにコピーして上書きします。
ファイティングスティック用の設定が入っています。
※このとき、JoyToKeyが起動していると上書きできません。
コントローラーを接続します。
「デバイスのセットアップ」が表示された場合は、完了するまで待ってください。
あらためて、JoyToKeyを起動します。
JoyToKeyのウィンドウが表示されず、タスクトレイのミニアイコンのみ表示されていたら、上書きは成功です。
タスクトレイのJoyToKeyミニアイコンをクリックするとJoyToKeyのウィンドウが表示されます。
コントローラーを操作してみてください。
操作に応じてJoyToKeyウィンドウのStickとかPOV、Buttonが黄色になると思います。
いくつかのスイッチに、設定例として既に機能を割り当ててあります。
設定例の割り当てについては同梱の「ファイティングスティックミニ操作設定例.pdf」をご覧ください。
なお、ファイティングスティックのレバーはPOVスイッチとして認識します。
ファイティングスティックのボタンについてはそれぞれ以下の通りです。
Bボタン → Button 2 | Aボタン → Button 1 |
Yボタン → Button 4 | Xボタン → Button 3 |
Rボタン → Button 6 | Lボタン → Button 5 |
ZLボタン → Button 11 | ZRボタン → Button 12 |
-ボタン → Button 7 | +ボタン → Button 8 |
もしコントローラーを接続する前にJoyToKeyを起動してしまうなどして、コントローラーが認識されていない場合は、タスクトレイのミニアイコンを右クリックして「ジョイスティックの再検出」を行ってみてください。
それでもダメな場合は個別に拝見させていただく必要があります。
もしボタン操作(黄色になるヤツ)がJoyToKeyの割り当て項目と一致しない場合、
JoyToKeyのメニューの「設定」→「ジョイスティックの設定」から、「ゲームコントローラーの設定」を開きます。
コントローラーに Controller (HORI Fighting Stick mini) OK と表示されていることを確認してください。
「プロパティ」を開いて、コントローラーを操作して、ボタンとインジケーターが対応しているか確認します。
この画面では、
ZLとZRはZ軸の操作として認識されます。
9と10は表示がありますがどのボタンとも一致しません。
コントローラー上部の5つのボタンは – と + 以外はインジケーターの反応はありません。
コントローラーが正しく認識されていると、(ホームボタン)は、Xbox Game Barが起動します。
全レバーとボタンの動作を確認したら「OK」で閉じて、ここまでのほかの画面も閉じます。
JoyToKeyも一旦終了します。
実際にテスト中にボタン配置が入れ替わる症状が出ましたが、テスト機はこれで直りました。
再度、JoyToKeyのウィンドウで確かめて、間違いなければウィンドウを閉じます。
JoyToKeyのウィンドウがアクティブのとき、レバー操作でマウスカーソルは動きません。
パソコン起動時に、自動的にJoyToKeyを起動するようにするには、スタートアップのフォルダにJoyToKeyのショートカットアイコンをコピーしておきます。
スタートアップのフォルダの開き方は、エクスプローラーのアドレス欄に「 shell:startup 」と入れてEnterです。
以上で設定は終わりです。お疲れ様でした。
ボタン等の動作内容の変更
ボタン等の動作内容を変更したい場合は、JoyToKeyのウィンドウで変更したいボタン等の項目をダブルクリックすると設定画面が表示されます。
誤作動を避けるため、一旦右下の「すべて消去(無効化)」をクリックしてから、割り当ての操作を行った方が良いと思います。
ボタン割り当てを変更したときのために「ファイティングスティックミニ操作設定表.pdf」も同梱しています。
印刷してご利用ください。
なお今更ではありますが、JoyToKeyのウィンドウ内の操作にはマウスが必要な場合があります。
そのほか、セキュリティオプション画面(Ctrl+Alt+Delete)など、コントローラーの操作が無効になる場面があります。