湿度が高くなると用紙が詰まる

四国地方も梅雨入りしたとみられるとのことです。

梅雨の時期など湿度が高くなってまいりますと、様々なトラブルが発生したりしなかったりいたしますが、私どものところでは、毎年プリンターの紙詰まりの問い合わせが急増いたしております。

紙詰まり

湿気を吸って湿った状態の用紙を使用すると、紙同士がくっつきやすくなっている場合があります。

そのため重送したり、紙送りがスムーズにいかなかったり、また用紙が反っていたり、平らではない場合は用紙の搬送路からはみ出して紙詰まりの原因となります。
重送(じゅうそう):用紙が何枚か重なって送られること

実際、湿っている用紙が給紙カセットにくべられたまま持ち込まれることも少なくありません。

常日頃から、給紙カセットや給紙トレイに用紙をセットしたままプリンターをご利用の場合は、印刷を始める前に一度、用紙をさばいてみてください。


用紙をさばく方法
富士フイルムビジネスイノベーション 様の動画

用紙をさばく際に、普段と紙の重さが異なるとか、紙同士が擦り合わさる時に抵抗を感じるようであれば、湿っている可能性が考えられます。

そのような用紙をそのまま使用すると、紙詰まりを起こす可能性が高いため、用紙を新しい正常なものと取り替えてください。

湿った用紙は、プリンター以外の用途にお使いになるか、十分乾かすと再利用が可能になることもあります。

ただし、一度濡らしたり湿ってから乾かした用紙は、反ったり凸凹のムラが出て平らではなくなってしまうことがあります。
平らではなくなった用紙は紙詰まりの原因になりますので、プリンターには使用しないでください。