プリンタで使ってはいけない用紙

最近はプリンタも品薄になってきており
まだメーカーが修理を受け付けている機種に関しては
メーカーに送って修理してもらうことが増えてきました。

今回修理に出したプリンタは給紙ができないというものでしたが
メーカーに出すと紙詰まりだったようです。

グシャグシャっと紙が詰まったのであれば
お客さんもおかしくなった心当たりがあるので
紙が詰まったと言ってくれることもありますが
今回はグシャグシャになった紙ではありませんでした。

メーカーが取り出して添付してくれたのは
ハサミでカットされた厚紙でした。

ここで今一度使ってはいけない用紙をおさらいしておきましょう。

以下の用紙は使用しないでください。きれいに印刷できないだけでなく、紙づまりや故障の原因になります。
  • 折れている/反りのある/しわが付いている用紙
  • 濡れている用紙
  • 薄すぎる用紙(重さ64 g /m2(17 lb)未満)
  • 厚すぎる用紙(キヤノン純正紙以外の普通紙で重さ105 g /m2(28 lb)を超えるもの)
  • はがきより薄い紙、普通紙やメモ用紙を裁断した用紙(はがき/L判など、A5サイズより小さい用紙に印刷する場合)
  • 絵はがき
  • 一度折り曲げた往復はがき
  • 写真付きはがきやステッカーを貼ったはがき
  • 角形封筒
  • ふたが二重になっている封筒
  • ふたがシールになっている長形封筒
  • 型押しやコーティングなどの加工された封筒
  • ふた部分の乾燥糊が湿って、粘着性が出てしまった封筒
  • 穴のあいている用紙
  • 長方形または正方形以外の形状の用紙
  • ホチキスや粘着剤などでとじている用紙
  • ラベルシールなど裏面に粘着剤が付いている用紙
  • 表面にラメなどが付いている用紙

【インクジェットプリンター】使用できない用紙について(TR703)より引用

メーカーや機種によって細かい違いはあるかもしれませんが
大まかなルールは変わらないはずです。

濡れてる紙は水でビシャビシャの紙というよりも
セットしっぱなしで湿気を含んだ紙とも言えます。

今回の修理では赤文字にした裁断した紙が該当します。

プリンタの内部はローラーの配置などが決まっているので
規格に合わない用紙はローラーが掴めず内部に取り残されてしまいます。

紙がもったいないからとカットした用紙をセットすることで
紙詰まりを引き起こす可能性があります。

今回の修理では紙詰まりの除去だけでなく
印刷機構の故障もあり部品の交換となりました。
紙詰まりで印刷部分が壊れることもあります。

もったいないからと使った紙で数万円の修理費が必要にならないように
メーカーが定めている使用できない用紙に該当しないか気をつけて使いましょう。