Windows10バージョン21H1リリース!新機能は?

パソコンを見ている人

Windows10の最新バージョン21H1が今月リリースされました。
今回はバージョンが変わったとは言え
大幅な新機能は見送りの小規模なアップデートとなっており
いつもより短時間で適応できるようになっています。

21H1で追加された機能

小規模アップデートなだけあって新しい機能は多くありません。
そしてほとんどは一般的なユーザーは必要とすることがないでしょう。
とりあえず大きなトピックとしては以下の3つになります。

Windows Helloでのマルチカメラサポート

Windows Helloという生体認証機能があります。
平たく言えば顔認証です。

対応したカメラが増えましたというかPC内蔵カメラに加えて
USB接続カメラを標準に設定できるようになりましたというもの。

外付けのUSBカメラで顔認証できるやったぁぁあ!!
ってなるほどの要素じゃないですね。

Microsoft Defender Application Guardの改善

信頼できないOfficeファイルなどを開く時に
あえて隔離された環境で開くことによって万が一に備える機能。

従来ではこの機能によりファイルを開く時に
1分以上遅延が発生したりしていたようですが
そうした問題を改善したというものです。

Homeユーザーには関係ない機能な上に
Proでも標準は無効になっているので
多くの人にとっては必要としてこなかった機能でしょう。

Windows Management Instrumentation Group Policy Serviceの改善

すごく端折って言えばアクティブディレクトリに変更を加えた際に
その変更情報が素早く伝わらなかった問題の修正です。

テレワークなどで企業の外部で利用する時のリモート管理関連
これも多くの一般利用者には関係してこなかった機能だと思います。

大幅な追加はないとはいえ大型アップデートには変わりない

更新も短時間で済み、大した追加もないですが
バグの修正なども行われているので更新して損はないと思います。

ただし、各メーカーはアップデート前後の注意事項を発表しています。

アップデートすることでメーカーが確認した不具合などを掲載しており
どういった対処をする必要があるかを公表しています。

従来の大型更新よりかは致命的な不具合は少ない感じはします。
それでもどのパソコンも100%問題ないとは言えないので
自分が使用しているパソコンメーカーのサイトをチェックした上で
更新する場合は大事なデータをバックアップしておくといいでしょう。

更新を急がなければ設定は引き継がれる

一般の利用者はあまり気にしたことがないかもしれませんが
かつての大型アップデートでは、設定が初期化されて
たびたび困る場面がありました。

従来はレジストリやサービス、タスクも初期化され
そのあたりに変更を加えていた場合も
大型更新のたびに再設定ということがありました。

今回はWindowsアップデート経由でならば
そうした設定は引き継がれるようです。
(2004と20H2から21H1への更新限定)

ISOや更新アシスタントからの更新では設定が初期化されるとのことなので
2004や20H2利用者はアップデート経由で
自然に任せておくのも悪くないかもしれません。

次回の21H2はどうなる?

今回のアップデートは小規模で今までと変わった感はないですが
秋の21H2大型更新はUIが変更されて
目に見える変化があると言われています。

アイコンやスタートメニューが変わることによって
今まで慣れてきた人が戸惑うかもしれません。

ドライバもサードパーティドライバは別格納となり
system32の肥大化やブルースクリーンを減少させると言われます。

システム的にも大きな変化がありそうですが
その分、不安も大きいですね。

小規模アップデートでは不具合が少ないかもしれませんが
大規模アップデートはトラブルが多い傾向にあります。

不具合は修正されていくので
どのバージョンも次第に安定していきますが
リリース直後はバグチェックに貢献するつもりでないと
思わぬトラブルが発生するかもしれません。

次回の大型更新をする時は見極めてアップデートをする必要がありそうです。