年末年始に向けて改めて詐欺にご注意を
今日から世間では奇跡の9連休と呼ばれる年末年始ですね!
ジョイメイトは営業しておりますが
世間では多くのお店が年末年始休みに入るので
お休みの間にインターネットを満喫される方もいると思われます。
そこで改めて注意して頂きたいのが詐欺です。
皆さんパソコンと言えばウイルスをよく警戒されていますが
普通に使っていて一個人がウイルスの被害にあう確率は極めて低いです。
仮にウイルスと出会ったところで
今はOSにウイルス対策ソフトが内蔵されているので
昔のように無防備で受けることはまずありません。
出会っても駆除されているということになります。
ウイルスの被害よりも多いのがフィッシングです。
メールで通販会社やクレジット会社から利用停止したので
確認の為にログインを求められる迷惑メールが代表的です。
偽物のサイトはウイルスではありません。
あくまでも本物そっくりなだけでウイルスは仕込まれていない。
ただ、その偽物に自分のIDやパスワードを打ち込むから
そのまま相手に知られて悪用されてしまうだけ。
ウイルスを作って動かすよりも
人間に打ち込んでもらった方が早く確実でコストも安い。
ウイルスなら免疫を作られてしまうと作り直しですが
ウイルスでないニセサイトならそう簡単に免疫が作れません。
ですのでウイルスを作るよりもコスパが良いということになります。
メール以外で最近多いのはインターネット閲覧時に
ニセの警告画面でサポートの名目で料金を請求するサポート詐欺も
ある意味で広告に仕込んだフィッシングと言えます。
電話してくれたら見事にカモが釣れた状況ですからね
これもウイルスではありません。
ウイルスに感染したと嘘をついて電話をかけさせる手法です。
簡単に免疫を作られるウイルスなんかお金をかけて開発するよりも
ウイルスではないニセの広告を作った方がコスパが良い
獲物がかかったら向こうから電話をかけてくれる
フィッシングサイトもサポート詐欺も
能動的に動いて情報を提供するのは被害者自身です
ウイルスが勝手にとか相手が無理やりとかではありません。
詐欺師にお金を差し出しているのは被害者自身ということになります。
ウイルスが怖いというのは
怖いのはウイルスという思考停止の刷り込みに近くなります。
まるでウイルスさえ警戒していれば良いんだと
でも実際は違います。本当にウイルスよりも注意すべきセキュリティホールは
詐欺の手口を知らない無垢な被害者自身です。
パソコンの被害はウイルスが原因
だからウイルス対策ソフトが入っていれば安心
そうしてすべての原因がウイルスであると思っている者こそ
詐欺師にとっては格好の餌食です。
ウイルスを使わずに攻めれば良いだけですから。
詐欺師の手口を学びましょう犯罪を知りましょう。
これはパソコンとは関係ないことではありますが
最近では徳島県で70代の女性が嘘の逮捕状で1億円以上騙し取られたニュースがありました。
ニセの警察から電話が掛かってきてという劇場型です。
こうした詐欺のニュースを見聞きした時に
一週間と言わず数日後にはもう頭から忘れているでしょう。
覚えていたとしてもどういう経緯で騙し取られたか覚えてますか?
詐欺被害にあった方も詐欺のニュースはどこかで見聞きしているはずです。
しかし忘れていると我が身に降り掛かった時に気付けない。
特殊詐欺の事例を見ていると
最近では警察を語る上にLine電話でビデオ通話をして
警察手帳などを見せて信用させる手口が増えてる感じはしますね
電話だけで信用させられなかった場合のステップとして
ビデオ通話で視覚的に信用させてくるということでしょう。
パソコンのサポート詐欺もそうですが
電話というツールが詐欺に非常に大きな役割をしていそうです。
ウイルスだのサイバー犯罪だの言われますが
一般個人の被害窓口としては電話というアナログツールがもたらしてる部分が大きそうです。
【ウイルスに感染したから電話をかけてください!】
【もしもし警察ですがと電話がかかってくる!】
家に訪問してくるとかSNSで副業詐欺とか色々と詐欺はありますが
パソコンに関しては電話さえ詐欺グループにしなければ
被害は大幅に防げますので
年末年始でインターネットを見ている時に
ウイルスに感染したのでサポートに電話してくださいと出ても
決して言われるがままに詐欺グループへは電話しないようにして下さい。
詐欺グループにとっては年末年始は稼ぎ時です
休みでインターネットを見る人が増えるのはもちろんですが
年末年始でいつも頼っていた相談先が休みというケースも増えます
そうなると頼れるのは画面に表示されてる電話番号のみとなり
詐欺グループに電話をかけてくれる人が増えるワケです。
実際にコンビニにプリペイドカードを何万円も買った人もいますし
他県ではネットバンクで支払ってくださいと言われて
アクセスしたらそのまま数百万取られた被害もあります。
ウイルスに感染したとメッセージが出ても
決して表示されている電話番号に連絡しないようにしてください。
それこそがお困りのようですねと手を差し伸べる自作自演のマッチポンプですから。
そしてパソコンとは関係ないですが
かかってきた電話の相手が警察であっても信用しないこと
折り返すにしても自分で県内の警察番号を調べて本物に連絡してください。
たまに極秘調査だから知られてないんですーと詐欺師が言うようですが
決して詐欺グループに騙されないようにしてくださいね。
最後に勉強にピッタリなサイトを紹介しておきます。
https://salat.co.jp/bokumetsu/case/
こちらは特殊詐欺の撲滅を目指すサイトで
特殊詐欺の事例として全国のニュースが紹介されています。
パソコンのサポート詐欺の被害もありますし
劇場型の被害も掲載されています。
詐欺師は成功パターンを繰り返してくるので
ずっと事例を見ていると似た手口ばかりだと気付くはずです。
こうして詐欺の手口を知ることこそが
対策ソフトを買うよりも効果的なパソコン防衛の知識となるでしょう。