データの入った機器の取り扱いについて

情報漏洩はウイルスによる漏洩はもちろんですが
人間の不注意、誤操作などが原因である事も少なくありません。

12月で特に注意したいのは忘年会。
お酒を飲む機会が増えると紛失リスクが高くなります。
普段は置き忘れない物でも、お酒が入ると置き忘れる可能性が高くなります。
落とし物に関しても忘年会、新年会がある12月と1月は多くなります。

USBメモリ、外付けHDDなど手軽に持ち運べる機器は
小物なので紛失しやすい記録装置になります。
ノートPC、書類の入ったカバンなどに関しても泥酔して
どこに置いてきたか分からないというのも珍しくありません。

どれだけセキュリティの技術が進化しても
最終的な漏洩の原因が人間であることは今も昔も変わりません。

情報漏洩の多くは意図的な盗難以上に紛失によるものが多いと言われています。
特に紛失の危険性が高い酒席においては
情報管理意識を高めておかなければいけません。

お酒を飲みに行く時は
・重要な資料は会社に置いておく
・一旦帰宅してカバンを置いてから飲みに行く
・荷物をコインロッカーに預ける
などの対策をした方がいいでしょう。

車の運転と同じで情報の取り扱いに関しても
「飲むなら持つな」です。

ヒューマンエラーをゼロにする事は不可能に近いですが
日々、地道な取り組みを行い、少しずつ状況を改善していく事が重要といえます。

番外編:スマホの認証

スマートフォンは個人の情報が盛りだくさんの機器です。
こちらも紛失してしまう可能性があります。

とはいえ大多数の方が紛失しても第三者が使えないように、ロックを掛けていると思います。
指紋認証も普及しており、パスワードを打ち込む必要がないので
番号入力を覗き見られる心配がありません。

そんな指紋認証ですが、紛失以外では親しい人間に簡単に解除される例もあります。

子供が寝ている親の指紋を使ってロックを解除し買い物をしてしまう。
恋人、夫、妻が寝ている間にロック解除して、スマホの情報を覗き見る。

このように指先で登録された指紋は
親しい間柄であれば比較的、解除しやすいセキュリティになります。

指紋認証のセキュリティ面を考えると
指先ではなく、第1関節や第2関節で登録するなど
少し違う部分での登録を意識すると、突破される可能性を減らせるかもしれません。

iphoneXのFaceIDに関しては
FaceIDを使用するには注視が必要との設定があるようなので
これを解除しない限りは寝ている間に解除されるという事はないようです。

スマホも紛失や不正アクセスなどにご注意を。