HDD容量不足時の禁断のウラ技

ご覧いただきありがとうございます。

Windows Updateのための容量不足に対して、効果が期待できるとは限りません。
※直接的にCドライブの容量が増えるわけではないからです。


パソコンに内蔵されているHDD(ハードディスクドライブ)の容量が、元から容量が少なくてにっちもさっちもいかないときってありますよね?

正直申し上げて、交換をお勧めしたいところですが!
なかなかそうもいきません。(身も蓋もない)

そこで、SDカードなどの外付けメディアを内蔵ドライブのように使えるウラ技を紹介します。
通常はSDカードのような外部記録メディアにはソフトのインストールは出来ません。
ところが、SDカード内に仮想ハードディスクを設定することで、ソフトのインストールが出来るようになるのです。
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※注意事項
◆ 本手順では、ユーザーアカウントが空のパスワード(パスワードなし)ではダメ!

ユーザーアカウントについて、あらかじめユーザーアカウントにパスワードを設定しておく必要があります。
◆ 仮想ハードディスクにWindowsUpdateに関わるソフト(例:MS Office)をインストールしてはダメ!
再起動時にWUが実行された場合、仮想ディスクが未マウント状態のため必ず失敗します。
しかも場合によっては無限に・・・。
◆ 仮想ハードディスクが実行中にいきなりSDカードを取り外すのは当然ダメ!
故障の原因になります。


以下の操作は Windows 10 (RS3) にて実際に行ったものです。

sd_storage VHD(仮想ハードディスク)の作成手順

PC(旧称:マイコンピュータ)で、SDカードをNTFSでフォーマットする。
このとき、「容量」を覚えておく。(後で使うため)
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「ディスクの管理」(管理ツール)を起動する。
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SDカードを選択し、他の操作からVHDの作成を選択する。
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「仮想ハードディスクの作成と接続」が起動するので、次の要件で作成する。
場所:SDカードに適当なファイル名で(例:F:\virtual-disk.vhd)
サイズ:先ほどメモした容量(例:7.41GBだったので7GB)
他の項目:VHD形式、容量固定
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わりと時間がかかります。
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完了すると「ディスクの管理」に新たに「ディスク 不明」が現れる。
これが仮想ハードディスク(実体はSDカード内の*.vhdファイル)
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「ディスク 不明」を右クリックし、ディスクの初期化を選択する。
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MBRを選択して実行する。
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「未割り当て」を右クリックし、新しいシンプルボリュームを選択する。
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何度か「次へ」をクリックし、ファイルシステムはNTFSで実行する。
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例では仮想ボリュームという名前で、Vドライブとして作成した。
PC(旧称:マイコンピュータ)で確認すると、そのようになっている。
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これで、仮想ハードディスクの設定が完了しました。
しかし、このままではパソコンをシャットダウンすると仮想ハードディスクは解除されてしまいます。
※パソコン起動時などに、SDカード内のVHDファイルをダブルクリックすれば、仮想ハードディスクが再読み込みできます。

ですが、いちいちその操作を行うのってメンドクサイですよね?
なので以下はパソコン起動時に仮想ハードディスクが自動的に読み込まれるようにする手順を紹介します。


build PC起動時にVHD(仮想ハードディスク)を自動的にマウントする手順

「タスクスケジューラ」(管理ツール)を起動する。
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タスクを作成する。
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「タスクの作成」が起動するので、次の要件で作成する。
「全般」タブ
名前:任意(例:vhd mount)
セキュリティオプション:ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する
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「トリガー」タブ
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「新しいトリガー」
タスクの開始:スタートアップ時
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「操作」タブ
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「新しい操作」
操作:プログラムの開始
プログラム/スクリプト:C:\Windows\System32\cmd.exe
引数の追加:/c “(echo SELECT VDISK FILE=”<VHDファイル名>” && echo ATTACH VDISK) | diskpart”
例では /c “(echo SELECT VDISK FILE=”F:\virtual-disk.vhd” && echo ATTACH VDISK) | diskpart”
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パスワードの入力ダイアログ(ユーザーアカウントのパスワード)
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ここで通常は空のパスワード(パスワードが空欄のまま)が許されないため、あらかじめユーザーアカウントにパスワードを設定する必要がある。
すると当然、次回のPC起動時からパスワード入力が必要になる。
そのパスワード入力をスキップする(※解除ではない)ウラ技もあるが、それはまた別のお話・・・。
ちなみにそれを行って、何年か後にパソコンの調子が悪くなり、修復してたらパスワードの入力を求められるようになって、パスワードを控えてなかったので開けなくなった、という持ち込みはわりとある。
パスワードを忘れてパソコンが開かん!っという年中行事が日本には存在するのだ。

さておき、うまくできていれば、これでパソコン起動時に仮想ハードディスクが自動的に読み込まれます。


undo PC起動中にVHD(仮想ハードディスク)を解除する方法(おまけ)

PC(旧称:マイコンピュータ)で、仮想ハードディスクを右クリックし、取り出しを実行する。
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最後にもう一度、

※注意事項
◆ 本手順では、ユーザーアカウントが空のパスワード(パスワードなし)ではダメ!
◆ 仮想ハードディスクにWindowsUpdateに関わるソフト
(例:MS Office)をインストールしてはダメ!
◆ 仮想ハードディスクが実行中にいきなりSDカードを取り外すのは当然ダメ!

残念ながらこのウラ技は、万人向けではないと思います。
そもそも発端は、eMMC 32GBのネットブック系パソコンが、Windows 10 の半期チャネルUpdateをしかねるほど容量が不足しているため、MicroSDにアプリを移せないか?というご要望があり試した結果、MS Officeを仮想ハードディスクにインストールしたとこまではよかったのだが、その後PC起動の度にWindows Updateで失敗して自動的にロールバックするまでの間待たないといけない事態に陥ったのでした。
このことから、パソコン本体の交換も含めて前向きにご検討くださいますようお願い申し上げます。


※記事内の画像は、問題のネットブックとは別の機種にて収録しました。

参考:Windows 10でVHDファイルをドライブとしてマウントする – @IT