複数のディスプレイの表示の切替方法

tateyoko

複数のディスプレイの切り替え方法

※ディスプレイ切替器の話ではありません。

パソコンに接続されたディスプレイが複数の場合、簡易的にディスプレイの表示方法を変更することができます。
ノートパソコンの場合は、本体(ディスプレイ1)+外部ディスプレイ1台(ディスプレイ2)で2台になります。

手順

  • キーボード操作  [Windows] + [P] を押すと、簡易選択画面が表示されます。
  • 簡易選択画面で任意の項目を選択するだけで、簡単に切り替えられます。
    • PC画面のみ(Win10)、コンピューターのみ(Win7)
      ディスプレイ1にだけ表示します。
    • 複製:ディスプレイ1および2の両方に同じ画面が表示されます。
      ディスプレイの解像度が異なる場合、通常は最大公約数にあたる解像度で表示されます。
    • 拡張:ディスプレイ1および2に別々の内容を表示できます。
      通常はディスプレイ1の右側にディスプレイ2が存在するかたちになります。
      ディスプレイの解像度が異なる場合でも、それぞれに最適な解像度で表示されます。
    • セカンドスクリーンのみ(Win10)、プロジェクターのみ(Win7)
      ディスプレイ2にだけ表示します。

拡張にすると、一方の画面で資料などを見ながら、もう一方の画面で編集作業を行うことができるため、資料などを参照するためにいちいち編集画面を閉じたり最小化したりする必要がなく、作業効率が高まります。
マルチディスプレイにする主な目的のひとつでしょう。

Windows7の場合、プロジェクターのみ という表記になっていますが、接続するのはプロジェクターである必要はありません。

また、ディスプレイの位置関係(上下左右)や3台以上の細かい設定は、ディスプレイ設定(Win10)、画面の解像度(Win7)から行うことができます。
ディスプレイ設定(Win10) については次の項でご案内します。

ディスプレイ設定

※項目名はWindows 10 Fall Creators Updateの時のものです。

  • スタート画面から 設定 を開きます。
    settei
  • システム を選択します。
    kirikae
  • ディスプレイの選択と整理 が表示されます。
    kirikae「識別」を選択すると、接続されている各ディスプレイに識別番号が数秒間表示されます。
    位置関係や向きなどを調整する際に、どのディスプレイが何番なのか把握している必要があります。

ここからは、ノートパソコンに外部液晶ディスプレイが接続されており、前述の手順により拡張モードになっている場合において、ディスプレイの位置関係を変えたい場合の手順になります。
デスクトップパソコンにディスプレイが2台接続されている場合や、3台以上のディスプレイが接続されている場合も基本的には同じです。

2台目のディスプレイを初めて接続し、拡張モードにした場合、2台目のディスプレイの識別番号が2であれば、1台目のディスプレイの右側に画面が繋がって表示されています。
このとき、識別番号1のディスプレイに、元のデスクトップ画面が表示されているはずです。
#以降、識別番号で説明します。

マウスカーソルを画面の右端を超えるようにもっていくと、識別番号2のディスプレイの画面の左端からカーソルが現れると思います。
※このとき、マウスカーソルをゆっくり動かさないと、見失いやすいので注意。

識別番号2のディスプレイが、識別番号1のディスプレイの右側に設置されている場合は変更必要がありませんが、左側に設置されている場合は左右がアベコベでややこしいので位置関係を変更した方が良いと思います。

ディスプレイの位置関係を変更するには

  • ディスプレイの選択と整理 画面で、識別番号2のディスプレイを任意の場所にドラッグします。
    kirikae
  • 位置が調整出来たら、「適用」を選択します。
    kirikae

今回は解像度が異なるので、画面の下端で揃えてみました。
(元は上端で揃ってました。)

このようにして、複数のディスプレイの位置関係を任意の順に並び替えることができます。


さて、もしディスプレイがピボット機能(画面を回転する機構)が備わっている場合、画面を回転させて縦長画面として使うことができます。

しかしほとんどの場合、画面を回転させても単に画面が回転しただけで表示自体はそのままのため、頭を傾げないとちゃんと見れませんし、それはもうおかしな体勢でありいろいろややこしいことになりますから、画面の向きを回転させたら画面の表示も回転させたいのが人情というものでしょう。

画面表示の向きを変更するには

識別番号2のディスプレイにおける画面の向きを変更する手順です。
識別番号が異なるディスプレイを変更したい場合は、適宜読み替えてください。

  • ディスプレイの選択と整理 画面で、識別番号2のディスプレイを選択します。
  • ディスプレイの選択と整理 画面を下にスクロールします。
    kirikae
  • 拡大縮小とレイアウト の「向き」を選択します。
    kirikae
  • 「縦」を選択します。
    kirikae
  • 「変更の維持」を選択します。
    kirikaeキャンセルを選択するか、何もせず15秒経過すると直前の画面設定に戻ります。
    映像が逆さだった場合は、「縦(反対向き)」を選びなおしてください。
  • 画面表示の繋がり位置を適宜調節して下さい。kirikae

これで、例えばノートパソコンの左側に、縦置きにした液晶ディスプレイの設定が完了したことになります。

ディスプレイの選択と整理 は、
Windows7では「コントロールパネル」の「画面の解像度の調整」で行うことになります。※カテゴリ表示の場合
項目名は若干異なりますが、概ね同じことができるかと思います。

以上で、複数のディスプレイの切り替え方法の説明を終わります。

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