NAS導入で業務効率アップ
こんにちは、ジョイメイト法人事業部です。
NASは業務効率アップしてくれる便利な周辺機器です。今回のブログは、NASの機能紹介・導入メリット・導入費用をご紹介いたします。
NASはNetwork Attached storageネットワークに接続された記憶装置という意味でNASという略称がついています。
法人モデルのNASには複数のHDDが入っていてRAID構成できるものがあり、冗長性を保つことができます。
外付けハードディスクとの違い
外付けハードディスクは基本的にパソコンと1対1で直接接続して使用しています。
例えば、USB接続したハードディスクに保存したWordファイルを、2台以上のパソコンで編集したい場合、編集するたびにつなぎ換えが必要です。手間を考えるとUSB接続のハードディスクは、2台以上のパソコン間でのテータの共有には向いていません。
対して、NASはネットワークに接続します。1対多の接続が可能となり、複数のパソコンから同時に接続することができます。
NAS専用のHDDを使用しているのも特徴です。NAS専用HDDは、24時間365日電源がついていることが前提で設計されています。通常のHDDより耐久力が高く熱にも強いので壊れにくい。
NAS導入のメリット
・データの共有がしやすい、データを集約することでPCの入れ替え時も移行作業が楽、災害が発生してもNASを比較的社内の安全な場所に置いておくことでリスクが軽減する
・データの共有範囲を細かく設定できる、フォルダごとにアクセス制限が可能
・故障に対しての耐性が強い、複数のHDDによるRAID構成やNAS自体のバックアップ機能も充実している
・NAS本体のみで保存ファイルのウイルスチェックが可能
・長期保証有、機種によっては標準で3年、オプションで5年以上有
注意点
NAS用のバックアップHDDは必ず用意するしようにしましょう。NASの中に重要なデータを集め、更に一括でバックアップとることでデータ消失のリスクが軽減します。
(無停電電源装置)UPSはNASには必ずつけるようにしましょう。落雷・台風の影響で停電になったとしても無停電電源装置が安全にNASの電源を切るまでの時間を稼いでくれます。
NASのセキュリティ対策の重要性
NASはデータが集約されている場所です。それゆえNASが盗難被害のターゲットになることがあります。NASの設置場所は、施錠ができる部屋に設置しましょう。
災害対策としては、NASの定期的なバックアップをとったHDDを離れた場所にある支店の金庫に保管するなども効果的です。
アクセス制限をかけるためのユーザー名とパスワードの管理もしっかりと行いましょう。社内で漏洩してしまうと、アクセス権限のない社員が不正にデータを盗みとることも可能です。定期的なパスワードの変更をしましょう。PCの電源をつけっぱなしで離席する時は、ログアウトするなど基本的な部分も大切です。
NASのアクセスログを監視・管理をする事も重要です。不正アクセスがあった場合に、原因の究明や被害範囲の確認に役立ちます。また不正なアクセスを検知した時に、管理者にアラートを出すこともできます。
導入にかかる費用例(税抜)
PC5台以上+高機能なら40万~。また、少し導入コストは高くなりますが、メーカーのNAS保守パックをつけることをお勧めします。万一NASにトラブルが発生した場合、24時間365日オンサイト修理なので、業務に影響が出る時間が短縮できます。
内訳 | 価格 | 備考 |
Buffalo TeraStation TS3410DN0404 | 98,000円~ | NAS本体 4TB・4ドライブ |
NAS保守パック5年 | 198,000円~ | 24時間365日オンサイト修理 |
BUFFALO HD-LD4.0U3-BKA | 19,800円~ | NASバックアップ用HDD4TB |
APC BE750M2-JP | 24,800円~ | UPS(無停電電源装置) |
NAS設定及びネットワークの設定費用 | 50,000円~ | ネットワークの規模・設定内容により異なります |
5人~15人程度のオフィスでNASを導入する時の例です。その他、用途・予算に合わせて最適なご提案をいたします。お気軽にご相談下さい。
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