Windows 11 の準備をする?

Windows10 バージョン21H1のパソコンについて、

10月の末頃から、WindowsUpdateの画面にもWindows11にアップグレードの可否について表示されるようになりました。正常性チェックOKのやつ併せて PC正常性チェック アプリも、WindowsUpdateで自動的にインストールされるようになりました。

アップグレードできないパソコンにもわざわざ表示してくれるので困ったものです。正常性チェックNGのやつまた、実際にWindows11へのアップグレードが案内される場合も出てきました。準備ができちゃってるやつこの件に関するお問い合わせもいただくようになってきましたので、弊社としては当面はアップグレードなさらないようにお答えいたしております。
「不具合を楽しめる方であればどうぞ」とも。


ところで、

先日、弊社の無料定期点検でお預かりしたWindows10のNECパソコンなのですが、無料定期点検のサービスの一つ、WindowsUpdateおよびメーカーサポートの各種アップデートを行う際に、

Windows11へのアップグレードの可否が表示される領域に緑のチェックでも赤のペケでもない第3の状態が表示されていることに気が付きました。
※無料定期点検は、弊社でパソコン本体をお求めの際にご加入頂ける延長保証の付帯サービスです。

※第3の状態は既知のものでした。(追記あり)

Windows 11 の準備をする
この PC で Windows 11 を実行できるかどうかを確認するには、ハードウェア要件を確認するか、PC 製造元の Webサイトにアクセスします。

ハードウェア要件を確認する新発見:第3の状態

と書かれています。

ハードウェア要件を確認するをクリックすると、ブラウザが開き、例のPC正常性チェックアプリのダウンロードリンクが表示されるはずの位置例のPC正常性チェックアプリに、次のように表示されました。

現在対応中です
お客様の PC を含む、特定の PC で Windows 11 の準備ができているかの追加検証を行っています。ハードウェア要件を確認する から飛んだ画面

随分と思わせぶりな表現になっていますが、
これが表示されたパソコンは、第6世代Core i3のパソコン(NECの2016年夏モデル)でした。

PC正常性チェックでは、CPUのみ赤のペケです。

ハードウェア要件では、CPUは 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサ となっているので、これだけで言えばかなり前の世代からクリアしているのですが、このほかに設けられている サポートされているプロセッサ によると、intelでは第8世代Coreと同世代以降からしか掲載されておらず、実際に皆さんのお手元のintel第7世代以前のパソコンでは、少なくともCPUが赤のペケになっていると思います。

 

ちなみに、Windows10バージョン21H1のソレは、intel CPUの場合は第5世代Coreと同世代以降からしか掲載されておらず、それはつまりWindows10に無償アップグレードさせてくれたWindows7やWindows8のパソコンは対象外となるはずなのですが、バージョン21H1にはできています。
※Windows8.1の後期のパソコンは第5世代が採用されています。

ひょっとするとまもなくリリース予定のバージョン21H2にはさせてもらえないのでしょうか。
こちらも気になるところであります。

<ここから追記>

結局アップグレードできる可能性は低そうなことが分かりました。

富士通Q&A [Windows 10] Windows UpdateにWindows 11に関する情報が表示されます。

に記載されていました。

Windows 11の準備をする

「Windows 11の準備をする」は、お使いの機種がWindows 11にアップグレードするための最小システム要件を満たしているかどうかをWindowsが確認できていない状態です。

今後、メッセージが「このPCでWindows 11を実行できます」または「このPCは現在、Windows 11のすべてのシステム要件を満たしていません」に変化する可能性があります。

いや、PC正常性チェックは実行してるんですけど。

これはいったいドコが検証しているのでしょうか。

マイクロソフトなのか、パソコン本体のメーカーなのか。

「このPCでWindows 11を実行できます」に変化する可能性があります、とも書かれていますが…。

はたして追加の検証とやらが合格になることがあるのでしょうか。
続報に期待です。