4月のWindows Update 不具合

User Profile Service error

4月4日頃から次の画面が表示されて、Windows 7が起動しない旨のお問い合わせが多数寄せられています。Microsoft Security Essentialsが導入されているWindows 7のパソコンにおいて、4月4日頃から配信の定義ファイルが適用されると症状が発生します。

この症状が発生した場合、パソコンをセーフモードで起動して、当該アップデート前の日時の「システムの復元」を行うことで復旧することを確認しています。

復旧した場合、直ちにMicrosoft Security Essentialsをアンインストールしてください。
※追記4をうけて

ただし、その後当該アップデートが再び適用されると、症状が再発します。
現在は不具合修正版の定義ファイルが配信されているもようです。

追記5
残念ながら4月19日現在において、いまだにお問い合わせやお持ち込みが後を絶ちません。
あの訴訟大国では、この症状は起きていないのでしょうか!?
その某国でも、Windows7の稼働率は無視できないレベル※のようですが。
※データ参照元:statcounter(データの信憑性は参考程度)
データの根拠はトラッキングコードが埋め込まれたwebサイトを閲覧したデバイスを集計したもののようです。Googleアナリティクスのような仕組みで、全世界で250万以上のWebサイトにインストール済みとのこと。

こちらも合わせてご覧ください。

「User Profile Service サービスによるログオンの処理に失敗しました。」について


追記4
4月11日から、今月(4月)の月次アップデート(Windows Update)の配信が始まりました。
我々も、このアップデートで本症状が改善されるものと期待しておりましたが、残念ながらなおも改善しない状況が続いております。
現状では、Microsoft Security Essentialsを導入しないことが最善策となるようです。

追記3
4月7日の時点で、再発したとの報告が出て参りましたので、改善しない個体もあるようです。
Microsoft Security Essentialsをアンインストールすることで症状が回避できる場合があります。

追記1
4月6日現在も、持ち込み・問い合わせが多いため、
既に症状が発生している場合は、残念ながら自動的に改善する可能性は低いとみられます。

なお、システムの復元ができない(システムの保護が無効になっている)場合、復旧が難しくなります。

追記2
上記の不具合とは別に、3月24日配信のKB4088881(Windows7 32bit用 マンスリー品質ロールアップのプレビュー)を導入した場合も、先月の不具合に続き起動不全になる恐れがあることが判明しました。
こちらの症状が発生した場合、セーフモードで当該アップデートをアンインストールすることで復旧するとのこと。