画面切り取り愛好家なら常識?切り取り&スケッチ

切り取り & スケッチ

「Snipping Tool」は、画面切り取り愛好家なら、一度はお世話になったことがあるかもしれません。
Windows Vistaから標準実装されてきたのが、画面の切り取りアプリです。
Windows XP Tablet PC Editionの拡張パックから実装されていたらしい。
またVista以降でもHome Premium(現在のHome)未満のバージョンには含まれなかった。

Snipping Toolの登場以前は、サードパーティ製の画面切り取りアプリが主流でしたね。
代表例:WinShotなど
Windows10の今でも入れている人を見かけます。

しかしSnipping Toolでは、スタートメニューとかコンテキストメニュー(通称右クリックメニュー)などを切り取るのが困難です。
別の場所をクリックすると消えちゃうから。

そんなときに、みんなが使っていた(かどうか知らんけど)テクニックが、プリントスクリーンですね。

Print Screen

キーボードのだいたいこの辺りキーボードのこのへんにある、PrintScreenPrtScr などを押下すると、
その時点で画面に表示されている全内容が(クリップボードに)コピーされるので、ワードや画像編集ソフトなどに貼り付けることができます。
※Windows Media Playerなどで再生中の動画など、コピーされないものがあります。
コピーガードとかではなく、特殊な表示形式のためです。


ところでSnipping Tool、現行のWindows10にも実装されていますが、2019年時点で後継アプリが登場しており、現役ではなくなっています。
スタート」の「Windowsアクセサリ」に入っています。Snipping Toolの画面

起動すると「Snipping Tool が進化します…」のように書かれています。
結局ペイントも無くなりませんでしたが、当初は後継アプリの登場と同時に無くなるものと思われるような表現で紹介されていました。

画面内で紹介されている「切り取り & スケッチ(洋題:Snip & Sketch)」は、Snipping Toolよりも手軽に使うことができます。

切り取り & スケッチ

切り取り & スケッチアプリ自体は、 スタートの「か」のところにあります。
起動して、左上の「新しい切り取り領域の作成」で、「切り取りモード」が開始されます。
※本稿では便宜上「切り取りモード」と呼称しますが、正式名称ではありません。新しい切り取り領域の作成

または、通知領域の中の「画面領域切り取り」から、直接「切り取りモード」が実行できます。通知領域の画面領域切り取り通知領域の項目が先頭の4つしか表示されていない場合、「展開」で全て表示されます。
「展開」が無ければ、既に全て表示されています。
全て表示されても「画面領域切り取り」がない場合、Windows10 バージョン1903未満です。
速やかに、バージョン1903以降にアップデートなさることを推奨します。
※表示項目を変更している場合はその限りではありません。

しかし、それでは手軽ではありません。

手軽に切り取る

手軽に切り取るには、「Snipping Tool」や「切り取り & スケッチ」の画面内に記載されている(のは全部同時に押すような感じで書かれていますけれど)
キーボードの「 Windowsキー」+「 Shiftキー」を押しながら「S」を押下します。

キーボードのだいたいこの辺りキーボードのこのへんにあります。

win+shift+sこの操作で、いつでもいきなり「切り取りモード」が開始できます。

切り取りモードが開始されると、画面が幾分暗くなります。

切り取りモードそして、切り取りたい部分をドラッグします。
すると切り取られる領域が明るくなります。
次の図は、ハメコミイメージです。
切り取り中

ドラッグを離すと、クリップボードにコピーされた旨の通知がトースト表示されます。切り取り後のトースト通知ワードや画像編集ソフトなどに貼り付けることができます。

また、通知領域を開いて、次の図で赤枠で示すところをクリックすると、「切り取り & スケッチ」アプリが起動して、切り取った画像を編集することができます。切り取り後の通知領域なお「切り取り & スケッチ」アプリの使い方については、ここでは触れませんのであしからず。

以上、手軽に画面を切り取る方法でした。

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