ゲームバーで画面を録画する
音声が録音されない場合についての追記あり(ページ下部)
Window 10では、ゲームバーという機能でゲーム画面を録画することができます。
実はバージョン1607の頃から搭載されていて、バージョンを増すごとに改良されているみたいです。
ゲームバーは、
「ゲーム画面を~」とは言いますが、べつにゲームの画面でなくとも録画することができます。
※できない画面もあるらしい。
今回は、その機能を実際に使ってみたので、その手順を紹介したいと思います。
とその前に、
ゲームバーで画面をキャプチャ(録画)するには、お使いのパソコンのグラフィック機能が、以下のエンコーダーのいずれかを搭載している必要があります。
- Intel Quick Sync H.264
- NVidia NVENC
- AMD VCE
Windows 10 でのキャプチャに関するハードウェア要件 – Microsoft
現行のIntelの場合、CPU内蔵のグラフィック機能のことを指します。
そのなかで「Quick Sync H.264」を搭載するものは、Sandy Bridge世代(2000番台のCore i)のCPUからとなります。
しかし店内のにあるパソコンで実際に試してみると、Core i7 2600では「お使いの PC は、クリップを録画するためのハードウェア要件を満たしていません。」と表示され機能しませんでした。
Core i7 3610QMでは実行できましたので、Ivy Bridge世代(3000番台のCore i)以降のCPUなら、録画ができる可能性が高いと思われます。
※弊社が動作を保証するわけではありませんのであしからず。
対応していない場合は「お使いの PC は、クリップを録画するためのハードウェア要件を満たしていません。」など表示され実行できません。
ちなみに、スクリーンショット(静止画)にはハードウェア要件はないみたいです。
スクリーンショットであればゲームバーを使わずとも「切り取り&スケッチ」でもできます。
実際の操作
収録環境:Windows 10 バージョン1909、Intel Core i5-4430(4000番台のCore i)
※デスクトップ画面がアクティブの時は録画できません
Microsoft EdgeでYahoo! JAPANから当サイトを表示するところを録画してみます。
- Microsoft EdgeでYahoo! JAPANを開いたら
(読み替え:録画したいアプリを開いたら) - [ Windows] + [G] でゲームバーを表示
- キャプチャの項目に「Yahoo! JAPAN – Microsoft Edge」と表示されているか確認する
(読み替え:録画したいアプリのタイトルが表示されているか確認する)※なにも表示されていない場合は録画できない
- 録画開始のボタンをクリック
- 録画が始まると録画インジケーター(録画中を示すマークと経過時間)が画面に表示されます。
コレの名前はわかりません
- 録画を終わる場合は
録画終了のボタンをクリック
録画できる時間は設定で最大4時間にできます。
もちろんストレージの空き容量がそれより少ないと先に終わります。
ちなみに、試したパソコンの初期値は2時間でした。
- 設定
- ゲーム
- キャプチャ
- これを記録 直訳?
ここで30分、1時間、2時間、4時間から選べます。
なお、2回目からはゲームバーを開かなくても、[ Windows] + [Alt] + [R] で直接録画の開始と終了ができるようです。うまくいかない場合は、一度ゲームバーを開くといいみたいです。
慣れるまでは、どのウィンドウが録画対象になっているのか確認するためにゲームバーを見た方が良いと思います。
最後に、実際に録画した動画です。
この動画は、プライバシー保護のための特殊効果をかける過程で画質が相当悪くなりましたが、録画した動画自体は普通に録画したとおりに再生されますのでご安心を。
後に別の記事(近日公開)のために試したときにわかったのですが、パソコンで鳴っている音が収録されていませんでした。
使ったパソコンの問題なのか、ゲームじゃないからなのかなど、原因は分かっていません。
追記:音声が録音されない場合について
設定> ゲーム>キャプチャの中で「録音されたオーディオ」が、デフォルトではオフになっていました。
これをオンにすることで音声も録音されました。
ちなみにサウンドの設定でステレオミキサーを有効にしなくても録音されました。