無料のAI将棋ソフト「K-Shogi」

人工知能と戦う将棋の棋士のイラストK-Shogiは、コンピュータ(AI)との対局を楽しめるパソコン(Windows)用の将棋ソフトです。

相手(AI)レベルの設定は40段階あり、最高レベルはアマチュア五段程度の強さを持っているとのことです。

– 窓の杜


なお作者によると、
AIの強さは、思考時間を制御することで変えているとのことで、最高レベルの強さを発揮するためにはCPUにIntel Core i5 3GHz程度が必要とのこと。
内部的に設定されている時間内により多くの手を予測演算するために、より高速なCPUが必要になるのだと思われます。

ということで、最高レベルと対局するために用意しなければならないパソコンの敷居が少々高くなります。

数字上では、デスクトップパソコンで言えば、Core i5-2400(3.10 GHz)からクリアできます。
Core i5-2400は2011年頃のパソコンに搭載されています。いわゆる第2世代のデスクトップ版Core i5です。

一方、ノートパソコンでは最新のCore i7をもってしても3GHzをクリアするものはなかなかありません。
省電力に主眼が置かれているからですね。
※デスクトップパソコンでも、画面一体型の製品は一般的にモバイル版のCPUが搭載されています。

もはや話は将棋から逸れに逸れておりますが、
もし作者の言うところのIntel Core i5 3GHzが、最初に3GHzを超えた(2011年の)Core i5-2400(3.10 GHz)のことを指すとして、それと同じくらいの処理能力を有していれば良いとするならば。

例えば、PASSMARKスコアを一つの指標としてCore i5-2400の近辺またはそれ以上の得点を有するものならいけるんじゃないかとも思ったり思わなかったりします。

PASSMARKスコアとは?

というわけで、Core i5-2400のPASSMARKスコアは、3782点です。

この近辺のノートパソコンのCPUは、すこし下にCore i7-7500U(3694点)が発見できます。
第7世代のモバイル版Core i7ですね。

このように、わりと近年のハイグレードの機種でも、PASSMARKスコアでは9年前のデスクトップ版CPUの得点には少し及ばないようです。
Core i7-7500Uは3年くらい前の機種でしょうか。

ちなみに、前の記事を書いたとき(2年前)よりスコアが変動しているようで、例えばCore i7-8550Uは当時8320点ありましたが、現在の表では6107点となっています。
測定内容は更新されているということでしょう。

ということは、Core i7-8550Uなら余裕でいけそうですね。
NECのパソコンで言えば、2017年秋冬モデルのハイグレードの機種ですね。

現行のNECのパソコン搭載のCPUのPASSMARKスコアは

  • エントリーグレード:Intel Celeron 4205U(1334点)
    第8世代モバイル版 2コア/2スレッド
    2019年秋冬モデルノートパソコン NS150などに搭載
  • エントリーグレード:Intel Celeron 5205U(1451点)
    第10世代モバイル版 2コア/2スレッド
    2020年春モデルデスクトップ HA370などに搭載
  • バリューグレード:AMD Ryzen 3 3200U(4183点)
    第2世代モバイル版 2コア/4スレッド
    2020年春モデルノートパソコン NS300などに搭載
  • ミドルグレード:AMD Ryzen 7 3700U(7430点)
    第2世代モバイル版 4コア/8スレッド
    2020年春モデルノートパソコン NS600などに搭載
  • ミドルグレード:Intel Core i7-8565U(6597点)
    第8世代モバイル版 4コア/8スレッド
    2020年春モデルノートパソコン NS700などに搭載
  • ハイグレード:Intel Core i7-8750H(10224点)
    第8世代モバイル版 6コア/12スレッド
    2019年秋冬モデル上級ノートパソコン LAVIE Note NEXTなどに搭載
  • ハイグレード:Intel Core i7-9750H(11479点)
    第9世代モバイル版 6コア/12スレッド
    2020年春モデル高級ノートパソコン LAVIE VEGAなどに搭載
  • ハイグレード:Intel Core i7-10510U(7340点)
    第10世代モバイル版 4コア/8スレッド
    2020年春モデルデスクトップ HA970、HA770などに搭載

※ジョイメイトはNECの特約店です。

閑話休題

K-Shogiは、対局のほかにも将棋好きも納得の機能がたくさん搭載されています。
※筆者は将棋に詳しくありません。(駒の動かし方がわかる程度)

ちなみにK-Shogiは2001年からあるみたいです。ゴイスー!

フリーソフトなので取扱説明書はありません。
公式サイト(およびソフトに添付のReadMe)に簡単な操作ガイドは記載されております。

紹介しておいてなんですが、このソフトの使用方法や操作方法などに関するお問い合わせは、弊社では受け付けておりません。
公式サイトの質問コーナーをご利用ください。

K-Shogi – 公式サイト