TO・CC・BCCの違いについて

メールの誤送信でメールアドレスが流出
原因はBCCではなくTOで送信していた!

この手のニュースを一度は見た事があるかもしれません。
先日であれば某ストアが年賀メールを誤送信したというニュースがありました。
ニュースになる、ならないに関係なく
こうしたメールの誤送信は、今もどこかで行われている可能性があります。

TO・CC・BCCとは?

メールの宛先入力にはTO・CC・BCCと大きく分けて3種類あります。
一斉送信でメールアドレスが流出してしまうのは
TOとCCを使った場合に発生します。

【TOとは】
宛先です。
メールを送る相手が1人の場合
またはメインで情報共有したい相手が複数人いても使う事があります。
基本的にはTOで送られた相手は、メールを読んで対応する事が求められます。

【CCとは】
カーボンコピーの略でCC。
CCで送られたメールアドレスは他の受信者からも見る事ができます
メールの内容を確認して欲しいが、返信までは不要な相手はCCで指定する使い方ができます。
あくまでメインはTOで指定される人になります。

【BCCとは】
ブラインドカーボンコピーの略でBCC。
BCCで送信するメールアドレスは他の受信者からは見えません
不特定多数の相手に一斉送信する場合に使います。

なぜメールアドレス流出が起きるのか

TOとCCは同じ内容を受け取った他の人のメールアドレスも表示されるので
企業が誤送信をしてしまうと、顔も名前も知らない赤の他人が
自分のメールアドレスを知っているという状況が出来てしまいます。

企業などが顧客に対してメールを一斉送信する場合は
情報流出を避ける為に、メールアドレスが他の受信者に表示されないBCCで送ります。
しかし、誤ってTOやCCで一斉送信してしまった時に
ニュースになるようなメールアドレスの流出が起きてしまいます。

例えニュースになるような企業でなくとも
小さなコミュニティでメールをやり取りしている場合でも
不特定多数にメールを送信するのであれば注意する必要があります。
メールの送信前には宛先の形式確認を怠らないようにしましょう。