Google URL Shortenerは3月30日でサービス終了!
短縮URLをご存じでしょうか?
作った事は無いにしても、短縮URLを踏んだ経験はあるかもしれません。
短縮URLとは名称通り、長い文字列のURLを短くしたものです。
「Google URL Shortener」はいくつかある短縮URLサービスの一つです。
2009年に開始したGoogleの短縮URLサービスは10年後の2019年3月30日で終了します。
今年の3月30日で終了と言っても、新規利用は既にできません。
生成済みのURLは2019年3月30日以降も
実際のURLへリダイレクトしてくれるようなので
作成したURLの無効化は今の所は心配する必要はなさそうですね。
さすがはGoogle。
GoogleはFirebase Dynamic Links(FDL)に移行するようですが
FDLはモバイル開発者向けという感じで、Google URL Shortenerほどお手軽ではなさそうですね。
その為か一般ユーザーに向けては、BitlyやOw.lyといった代替サービスをGoogleは紹介しています。
この二択ならBitlyの方がコピペでサクッと作成できて良さそうですね。
Bitlyで作る短縮URL
例えばGoogleMAPでジョイメイトをクリックした時に表示されるURLは
「https://www.google.com/maps/place/株式会社ジョイメイト/@34.0611282,134.5552518,16z/data=!4m8!1m2!2m1!1z44K444On44Kk44Oh44Kk44OI!3m4!1s0x0:0x41ea86d4e08e0659!8m2!3d34.0559305!4d134.5534551」
ですが、コピーしてペーストすると日本語の株式会社ジョイメイトが%~に置き換わり
「https://www.google.com/maps/place/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%88/@34.0763345,134.5329143,13z/data=!4m8!1m2!2m1!1z44K444On44Kk44Oh44Kk44OI!3m4!1s0x0:0x41ea86d4e08e0659!8m2!3d34.0559305!4d134.5534551」
となります。
長いですね。
実際にこのURLを貼り付ける機会があるかどうかは不明ですが
仮にメールの本文などに貼り付けると、長くて見にくいです。
場合によっては途中でリンク判定が途切れて目的のページに飛べない事もあります。
そこでBitlyの短縮URLを活用してみます。
使い方は簡単、検索画面のように用意されている空欄に
短縮したいURLをコピペします。
するとコピペした長いURLが短縮されたURLに変換されて表示されます。
自動で変換されない場合はSHORTENをクリックすると変換されます。
先ほどのGoogleMAPでジョイメイトをクリックした時のURLを短縮すると
Bitlyでは「https://bit.ly/2C5SuNR」となり、あの長いURLが22文字に短縮されました。
スッキリしましたね。
短縮URLの注意点
作成する側にはお手軽にできる短縮URLですが
URLを踏む側に回った時には注意が必要です。
注意点1:URL先がどんなサイトかわからない
短縮URLはとても便利ですが
悪意のあるユーザーが使用するとフィッシングサイトや
コードを実行するサイトへ誘導する可能性があります。
現在はサービスを終了していますが、かつて短縮URLサービスを提供していたPixivは
不正サイト誘導への抑止として全てのURLを無効化しています。
Bitlyで作成された短縮URLであれば、後ろに+を付ける事で解析ページを見る事ができます。
先ほど作った短縮URLに+を足すと「https://bit.ly/2C5SuNR+」このURLに飛ぶと
このように表示され、短縮URLがどこに飛ぶのか確認できます。
しかし、いちいち短縮URLに+を付けて解析してから飛ぶのは手間なので
解析できると知っていても、そのまま踏む可能性がありますね。
もちろんここで作ったURLはGoogleMAPに行くので安心してもらって良いですが。
身元不明の第三者が提供する短縮URLには
悪意あるサイトへ誘導する可能性もあると知っておきましょう。
掲示板などで怪しいURLはクリックしてはいけないと
理解してパソコンを使っていた人でも、スマホに移り変わり
慣れたSNSで回ってきたURLを簡単に踏んでしまう事もあるのではないでしょうか?
注意点2:永続性の問題
全てのURLを無効化したpixivのようにサービスが終了すれば
短縮したURLは使えなくなります。
Googleはサービス終了後もリダイレクトしてくれるようですが
永遠にリダイレクトしてくれるとは限りません。
Bitlyサービスを使用している企業
Bitlyのサービスは有名企業も利用しています。
ただ、企業はBitlyのサービスを利用していますが
bit.lyではなく独自ドメインで短縮できるようにしています。
Amazonの商品リンクに使われるamzn.to
日本経済新聞の記事に使われるs.nikkei.comなど
Amazonの商品URLをBitlyで短縮すると
自動的にamzn.toの短縮URLになります。
日本経済新聞の記事も同様にs.nikkei.comが付く短縮URLになります。
商品の紹介、記事の紹介などが多い企業は
こうして短縮されたURLを見ただけで
どのサイトに飛ぶのかわかりやすくしてるわけですね。
BitlyのURL短縮は作るだけなら登録不要で簡単に短縮できるので
Amazonの商品や日本経済新聞の記事など、人にURLを教えたい時に短縮してみて
短縮URLを体験してみてください。