実は無料のWordやExcelがある

あるにはありますが…。

それは、Web 版の Excel、Word、PowerPoint | Office 無料(通称Office Online)のことです。

まずはじめに、利用するための注意事項があります。

利用するにはインターネット接続が必須です。
無料で利用できますが、機能限定版になります。
なお、データは基本的にOneDriveに自動保存されます。
つまり 保存を実行しても、パソコン自体にデータは保存されません。

なぜなら、webブラウザ上で動作させるアプリなのですから。

というより、GoogleのGoogleドライブにおけるドキュメント、スプレッドシート、スライド、と同じように、MicrosoftのOneDriveに付属するサービスととらえた方がしっくりくるかもしれません。

というわけなので、OneDriveを利用するためにMicrosoftアカウントが必要になります。

はじめかた

  1. スタートメニューから「Office」を探し当てましょう。
    スタートメニューのOffice Online スタートメニューのコレ Office Online
  2. Officeのコンパニオンアプリが起動します。
    Office Onlineコンパニオン サインインしましょう。
    Microsoftアカウントをお持ちでない場合は無料で開設しましょう。
  3. 特別な理由が無ければ「Microsoftアカウント」を選びます。
    Microsoftアカウントを選択
  4. 初めてサインインすると、案内や広告が出てくるので速やかに読み飛ばします。
    OfficeOnline案内 Microsoft365広告 Officeガイド
  5. 続いて、コンパニオンアプリをタスクバーにピン留めするか聞いてきます。
    ピン留めするで? お好きな方で。
  6. 画面の左側にWordやExcelのアイコンが並んでいます。
    Office Onlineコンパニオン 使いたいアプリのアイコンをクリックしましょう。
    右上の「 Officeのインストール」はMicrosoft365の契約案内です。
  7. ためしに「Excelロゴ Excel」をクリックしてみたところ。
    Excelオンライン - コンパニオン 最近のExcelのスタート画面のような画面が現れました。
  8. はじめてなので、とりあえず「新しい空白のブック」をクリックします。
    Excelオンライン - web ブラウザが開いてMicrosoft Excel Onlineが表示されました。

ファイル名は自動的に「ブック1」「ブック2」のように命名されます。
名前の変更をするには、「ファイル」の「名前を付けて保存」から
名前を付けて保存 「名前の変更」を行いましょう。

冒頭でも注意事項としてご案内しましたが、
Office Onlineで作成、編集したデータは、操作を行うたびに、程なくしてサインインしているMicrosoftアカウントのOneDriveに自動的に保存されます。

ちなみに、ブラウザなので「お気に入り」に入れておくと、すぐに再開できます。

もしパソコンにデータを保存したい場合は、

「ファイル」の「名前を付けて保存」から
名前を付けて保存 「コピーのダウンロード」を行いましょう。

通常のダウンロードと同様に、ダウンロードフォルダにダウンロードされます。
ダウンロード

逆に、パソコンにあるExcelやWord、PowerPointのファイルをOffice Onlineで開きたい場合、

コンパニオンアプリで
Office Onlineコンパニオン 「アップロードして開く…」を行いましょう。

もしくは、OneDriveに直接アップロードしましょう。

また、ブラウザでOneDriveにアクセスした場合、コンパニオンアプリを使わずともExcelやWordのweb版を開くことができます。

番外編

ところで、コンパニオンアプリを触っていたら気付いたことがあります。

買い切り版(2019や2021)にせよ、サブスクリプション版(365)にせよ、通常のMicrosoft Officeを所有している場合でも、コンパニオンアプリはハブとして機能するということです。

コンパニオンアプリでファイルを右クリックしたとき「デスクトップアプリで開く」という選択肢がありました。

試したパソコンにはOffice 2019が入っていたので、本物のExcelでファイルが開いてきました。

Officeの入っていない別のパソコンで行った場合は、開く候補としてMicrosoft Storeアプリが出てきました。
Microsoft Storeアプリを開くと、「Excel Mobile」がサジェスチョンされましたので、もしやと思い試しにインストールしてみましたが…。サブスクしろ!「編集と保存を行うには、Microsoft 365 サブスクリプションが必要です。」と表示され、閲覧しかできませんでした。

また、Excel Mobileで新規作成を行おうとしたところ。365買え!「Microsoft 365 必須」と表示され、結局契約を促されるだけでした。

Excel Mobileは、10.1インチ以下のパソコンやスマホで利用する場合においては、Office Onlineと同じような機能がアプリで提供されるとのことです。
Word、PowerPointのMobile版についても同様です。