Fire TV Stickでテレビがサブディスプレイに
※Fire TV Stick は Amazon でお求めください。弊社では販売しておりません。
皆さんがお持ちのAmazon Fire TV Stickとパソコンに何の関係があるのでしょうか?
なんと、Miracastを利用してワイヤレスディスプレイとして利用できるのです。
Miracast(ミラキャスト)とは
まず、ダ〇ハツの車のことではありません。
ダイ〇ツさんが車名の決定時に考慮したかどうかは知りません。
詳しい仕組みは、各自でお調べいただくとして…。
簡単に説明すると、Wi-Fiを通じて映像・音声を伝送する規格のことです。
テレビ等に接続するアダプターはHDMI接続が多いので、ワイヤレスHDMIとも呼ばれるようです。
対応するスマホやパソコンの画面を、対応するテレビ等に、無線で映し出すことができるんですね。
スマホのことは知りませんが、最近発売されたWi-Fi内蔵のWindows10パソコンは、Miracastに対応していることが多いです。
また、お持ちのテレビが元からMiracastに対応しているのであれば、Fire TV Stickは必要ありません。
待ち受け状態にする手順は、テレビの取扱説明書をご覧ください。
お持ちのWindows10パソコンがMiracastに対応しているかどうかを確認する方法は、
「 スタート」→アプリ一覧から「 接続」を開きます。
接続手順
※パソコンショップなので、パソコンの操作手順をご案内します。
- Miracast対応のパソコンとテレビ等を用意します。
今回はノートパソコンと、Fire TV Stick(2019)の挿さったテレビです。
パソコンはWindows10 バージョン1909です。
背景の配線が汚いとかは余計なお世話ですのでほっといてください。
- Fire TV Stickの操作:リモコンの「ホーム」ボタンを長押しします。
- 次のような画面が表示されるので、リモコンを操作して「ミラーリング」を選択して実行します。
- Miracast待ち受け状態になります。
このとき画面に表示されている識別番号「FireTV_0000」は、後で使います。
※機種により表示が異なる場合があります。
- パソコンの操作:[ Windows]キー+[A]でアクションセンターを開き、「接続」をクリックします。
通常はタスクバーの右端の通知アイコンをクリックしてもアクションセンターが開きます。もしアクションセンターに「接続」がない場合、「展開」をクリックします。
それでも見当たらない場合、いずれかのアイコンを右クリックして「クイックアクションの編集」で「追加」してください。
追加リストにもない場合は、表示されているのに見つけられないか、とても古いバージョンのWindows10、もしくはバージョン2004より未来の、執筆時点で未知のバージョンです。
脊髄反射で「無い」とおっしゃる方は、お寺の修行体験にでも行ってきた方がいいと思います。 - 接続できるデバイスの一覧が表示されるので、その中から「 FireTV_0000」を見つけてクリックします。
そうです、先ほどテレビの画面に表示されていた識別番号です。
まぁ探すもなにも、普通はFire TV Stickしか表示されないでしょうけど。
- すると、テレビの画面にパソコンと同じ内容が表示されました。
ディスプレイミラーリングと言えばここまでですけれども、サブディスプレイと言えば別の内容を映したくなるのが人情ってものです。
- ミラーリング、つまり画面の内容が「複製」されています。
- ですから、例の手順で「拡張」します。
- ウィンドウをサブディスプレイに移動してみます。
- 無事、2画面表示ができました。
このように、活用次第で新たな利便性を手に入れることができるかもしれません。
利便性が見いだせるかどうかは人によりますね…。
Miracastを終わらせたいときは
- Fire TV Stickのリモコンのいずれかのボタンを押せば、Fire TV Stickのディスプレイミラーリングモードが終了します。
- または、アクションセンターの「接続」を開いて、対象のデバイスの「切断」をクリックすると終了します。
サブディスプレイの魅力に取り憑かれたら、ぜひ専用のディスプレイを購入しましょう!
参考情報
筆者の環境では、パソコンが2015年版Celeronの(つまりショボい)せいなのか、Fire TV Stick(2019)がショボいのかわかりませんが、動く映像などで特に顕著にテレビの映像が乱れておりました。
Wi-Fiがショボいという説もあるようです。