【重要】筆王 特別版について

12月に入り、年賀状作成のシーズンもいよいよ大詰めを迎えようかと存じます。

そんな方には無用の情報ですが、これから年賀状作成を始められる方のうち、

  • 以前より、筆王をお使いの方
  • 筆王収録のムック本をお使いになる予定の方

両方に該当する方だけに、ご注意申し上げます。

筆王でつくるかんたん年賀状2022(アスキー) はやわざ筆王年賀状2022(インプレス)
ムック本とは、こういうヤツのこと。
弊社の店頭に並んでいるものの一例です。

今回はKADOKAWA(アスキー)のムック本の内容に沿ってご案内いたします。

KADOKAWA(アスキー)のムック本には明記されたページがございますが、

ムック本に収録されている「筆王 特別版」は、

「筆王ZERO」、「筆王 Ver.15」以降をお使いの方はインストール不要です。

筆王20XX Select版の場合も同様です。

筆王 特別版のインストールが必要な条件

  • 筆王 2007以前のバージョンをお使いの方
  • 筆王シリーズをインストールされていない方
  • そのうえムック本の手順で年賀状作成をしたい方

それ以外の方は、「筆王 特別版」をインストールする必要はありません。

特に「筆王ZERO」、「筆王 Ver.15」以降をお使いの方は、「筆王 特別版」に入れ替えようとしないでください。

先日、インプレスのムック本をお求めになった方が、「本に書いてある通りに、前のバージョンをアンインストールしてからやっているのに、筆王特別版がインストールできない」と持ち込まれました。

ノートパソコンと、インプレスのムック本と、念のため前のバージョンの筆王のディスクをお持ち込みになっていました。

前のバージョンとおっしゃる筆王のディスクを見てみると、本物の「筆王 Ver.25」のディスクでした。

結局そのお客様には、筆王 Ver.25のシリアル番号を取りに帰ってもらい、筆王 Ver.25を再インストールいたしました。

それはなぜか

それは「筆王 特別版」とやらがめっちゃ古いからです。

一般的に、古いバージョンから新しいバージョンにアップグレードすることにあまり問題はありませんが、新しいバージョンから古いバージョンにダウングレードすることは時として良くない結果をもたらします。
今回でうまくインストールできませんでした。
できたとしても住所録が開かなくなった可能性があります。

それではどのくらい古いのか実際に見てみましょう。

今回はKADOKAWAのムック本に収録の筆王 特別版で行っています。
もちろん今年のヤツです。

筆王でつくるかんたん年賀状2022のDVD上図は、ムック本に添付されたDVD-ROMをドライブにセットして、筆王のインストールプログラムが配置されたフォルダを開いたところです。

一概にこれだけで判断することはできませんが、「インストールする.exe」の更新日時をご覧ください。2014/05/30となっています。

即ちこのプログラム(筆王のことではない)自体は、2014年から更新されていないということにはなります。

とりあえずインストールして、起動してみます。

筆王スプラッシュスクリーン起動時のスプラッシュ画面にはバージョン表記がありません。
※すみません製品版のスプラッシュ画面にバージョン表記があるかは確認していません。

起動した筆王のバージョン情報を確認してみます。筆王バージョン情報筆王のプログラム自体は、Ver12なのでした。
コピーライト表示も2007となっています。

ほら、めっちゃ古かったでしょ。

ちなみに、去年のも一昨年のも筆王 特別版のバージョンは同じでした。
※KADOKAWAのムック本に収録のものについては実際にインストールして確認済み

前述のインプレスのムック本のお客様の筆王 特別版は実際にインストールして確認はできていませんが、インストールプログラムの更新日時はやはり2014年でした。

筆まめ、筆ぐるめについて

筆まめや筆ぐるめのムック本特別版については、毎年バージョン表記が一つ増えていってます。
今のところ。

ただし、こちらについても製品版をアンインストールして、特別版をインストールすることはおすすめできない場合があります。

特別版は機能限定版です。

年賀はがきと普通のはがき以外扱えません。

往復はがきとか封筒、タックシールなどの機能がありませんので、使っているのがよっぽど古くて市町村合併前のバージョンとかでなければ、わざわざ機能を制限する必要は無いかと思います。


余談ですが、

筆王 Ver.15は2010年の製品です。

筆王 2007(2006年の製品)以前はソースネクスト製ではありません。
※アイフォー製

2007年以降の製品(筆王ZERO、筆王 Ver.12以降)がソースネクスト製になります。

以上、筆王 特別版に関する注意点でした。