Windowsセキュリティシステムが破損しています??
「ウインドオセキリテイが破損しとる(Windowsセキュリティシステムが破損しています)って出てきたんやけど、
これ更新てしても(押しても)ええんか?」という、お持ち込みや電話でのお問い合わせが昨年末から連日殺到しています。
詐欺グループも年末年始ということで、書き入れ時なんでしょうか。
ゴールデンウィークやお盆なんかもお盛んですよね。
それは、ただの絵や文字です!
あなたをパニックに陥れて、最終的にお金と個人情報を掠め取ろうとしているのです。
要するに、ただの詐欺の広告なんです!
パソコンのブラウザ(インターネットを見るアプリ)自体には、パソコンの調子を診断する機能は備わっていません。
逆に、もともと備わっている機能を用いて、この手の偽警告はとても簡単に実行できます。
なんだったらスクリプト言語の練習問題程度の内容です。
なので、それらが表示されたらする事は一つです。
ブラウザ(インターネットを見るアプリ)を閉じるだけです。
しかし、皆さんおっしゃいます。「閉じれない」と。
それ違いますよね。
閉じれないのではなく、閉じても閉じてもまた開くのですよね。
もしくは画面内に描かれている × をクリックして、閉じれないとおっしゃってるんですよね。
そりゃそうでしょうよ、だってソレ、ただの絵ですもの。
そこで極端な行動をなさる方もいらっしゃいます。
みんな大好き「強制終了」です。
別名:強制電源オフ、電源ボタンの長押し(6秒以上)で強制的に電源を切る行為。
最終手段ではありますが、確実にパソコンの寿命を縮める行為ですので、できればなさらないでください。
普通に電源を切ってください。
シャットダウンのことです。
しかしながら、Windows 10の場合そうもいきません。
2018年版から実装された親切機能により、パソコンを起動すると、前回閉じていなかったアプリを再び開いてくれるのです。
そこで登場するのが、このスタッフブログの熱心な読者様にはおなじみのタスクマネージャーです。
タスクマネージャー
タスクマネージャーを呼び出すには、専用の呪文があります。
それが「Ctrl + Shift + Esc」です。
[Ctrl] と [Shift ⇑] を押下したまま、[Esc] を押下したらすぐ離す!
押しっぱなしにしてしまうと、連続入力が働いてしまいタスクマネージャーがいくつも開いてしまいます。
20秒ほど押してしまっていたら、50個くらい開きます。
そして、そのすべて描画されるまでものすごく遅くなりますので注意して下さい。
タスクマネージャーが表示されたら、ブラウザ(インターネットを見るアプリ)を選択して、「タスクの終了」を押下。
これで、閉じられたはずです。
詐欺のアプリが根を張る前であれば、これで解決です。
詐欺のアプリが根を張ってしまった場合は、それぞれに対処する必要があります。
ほなけど何遍もでてくるんじょ?
そうやったとしても何度も表示されるのはどうして?
その理由の一つは、残念ながら詐欺のアプリを招き入れてしまったからでしょう。
詐欺のアプリが根を張ってしまった場合は、それぞれに対処する必要があるのですから。
しかし、大きな理由は別にあります。
きっかけがインターネット広告の中に紛れ込んでいるからです。
インターネットを見てたらいたるところに広告が貼ってありますが、その中で一定の確率で引き当ててしまうのです。
それはもう宝くじで高額当選するよりも高い確率です。
もはや雨が降る確率です。
なかでも、盆や正月のようないわゆるホリデーシーズンですと、梅雨の時期の雨が降る確率と同じです。
しかし広告ですから撥ね退ければいいのです。
最後に、
振り込め詐欺の類と同じで、引っかかる人がいる限りなくならないと思います。
皆様におかれましても、お気をつけくださいますようお祈り申し上げます。