インターネットの快適度合いを測る

なぜかこのところインターネットまわりの話ばかりではございますが。osoi「インターネットの速度が遅い」とか、「自分ちのインターネットの速さが知りたい」とか、
「見せてもらおうか、新しいパソコンの性能とやらを」など、インターネットの快適度合いが気になったことってありませんか?

そんなあなたに、インターネット回線スピードテストのWebサイトをご紹介したいと思います。

測定Webサイトは、世の中にたくさんありますが、中にはいかがわしい広告にまみれたものも存在するため、インターネット初心者には見極めが難しいかもしれません。

そこで今回は、弊社の社長もお気に入りの測定Webサイトからご案内してきたいと思います。

USEN GATE 02

USENと言えば、お店や施設でBGMを流しているサービスの有線音楽放送を源流に持つ株式会社USEN-NEXT HOLDINGSです。
USEN GATE 02 インターネット回線スピードテストは、そのグループ内の株式会社 USEN ICT Solutionsのサービスです。
現代の方には有線音楽放送よりU-NEXTの方がわかりやすいかも?

Webサイトにアクセスすると、「速度測定や速度診断を行います」という見出しの 少し 下に「測定開始」ボタンがあります。
次の画像の例では、中央付近にあります。
USEN Speed test GATE 02 測定開始

早速、測定が始まりますので結果が表示されるまで大人しく待ちましょう。
3秒しか待てず、すぐに電源を切ってしまわないように!USEN Speed test GATE 02 測定中

待っていると、そのうち結果が表示されます。
結果が良好なほど、早く測定が終わる?かも。USEN Speed test GATE 02 測定結果

この記事を書いているパソコンでは、すべて 快適 でいっちょもおもしろーない(まったく面白くない)ので、上の測定結果の例は、店内で最もネット環境の悪そうなパソコンでテストを行った結果になりますが、案の定良くありませんね。

なんと 普通 を下回る、 ストレス がマークされる項目すら出ています。
その項目は実用に耐えない可能性があることを意味します。
実際、実用に耐えておりません。

この結果では、一般的にテキストベースが中心であろうメールや、通常は画像を軽くする努力をしているはずのWebサイト閲覧などでは、どうやら 快適 のようです。

ネット環境が悪いとわかったうえで行っているので、Youtubeの項目がフルHDまで 快適 なのは意外でした。

そのほか、おそらく1対1を想定しているであろうビデオ通話も 快適 なのに対して、多人数が想定されるビデオ会議は 普通 となりました。
人数によっては許容できるということでしょうか。

スマホアプリゲームがどのようなものを想定しているのかわかりませんが、
常にデータが送受信されレスポンスが重要となるかもしれないオンラインゲームは ストレス がマークされ、同じくレスポンス次第ではビジネスに支障をきたすかもしれないクラウド利用や大容量通信も ストレス となっています。

ちなみに、大容量通信の項目が一番負荷が高いようです。

これはつまり、店内で最もネット環境の悪そうなPCは、一般的に「インターネットを見る程度しかせーへん」人にしか耐えられない環境であることが判明しました。

このように、ある程度具体的な用途別に指標が表示されますので、なかなか参考になるのではないでしょうか。

ただし測定結果は、あくまでUSEN GATE 02 サーバー間の回線スピードの測定結果であって、すべての状況において当てはまるわけではないことに留意しなければなりません。

こちらの測定結果が良好であっても、〇〇の再生が途切れがちだとか、△△のゲームでラグが多いだとかは、別の原因の可能性が考えられるということです。

通信先がアクセス集中で遅くなっているのかもしれませんし、お使いの端末に支障があるのかもしれません。

それではもう一つ、シンプルな測定Webサイトをご紹介します。

Fast.com

こちらはNetflix (ネットフリックス)が行っている測定Webサイトです。

Webサイトを開くと同時に測定が始まり、ほどなくして結果が表示されます。

Netflixを視聴なさる場合の指標として参考になる可能性があります。

他の測定Webサイトよりも、結果が少し良く出るため、ネット界隈ではハッピーメーターなどと揶揄されることもあるようですが、あくまでNetflixまでの回線スピードの測定結果ですので、これをもってすべてに当てはめようとすることはいかがなものかとは思いますが、実際に少し良く出ます。


これらの他に、マニアの間で有名な、接続先がいくつか選択できるWebサイト(英語サイト)もあります。

この記事で紹介した3つのWebサイトで実際に測定してみると、それぞれのサイトで少しずつ測定結果は異なりました。
Fast.comはけっこう違いますが…。

ともかく、インターネットの速度は、一般道路の交通量と同じようなもので、行先や経路そして時間帯によっても変化します。

測定Webサイトは、あくまで一つの指標にすぎませんので、過度な期待は禁物です。