ふるさと納税の締め切り期限が迫る

ふるさと納税

12月も残りわずかとなりました。
ふるさと納税はお済みでしょうか?

ふるさと納税は12月31日の23時59分まで受け付けておりますが
これは申込みの締め切りではなく
寄付の完了締め切りになっているので気をつけて下さい。

申し込みを今月中に行っても、寄付確定が来年となってしまえば
2021年の寄付となるので要注意です。

ふるさと納税の仕組みとは?

ふるさと納税を聞いたことはあっても
やったことはないという人は多いのではないでしょうか。

ニュースなどで話題になりますし
返礼品問題でも取り上げられるので
聞いたことがないという人は少ないはずです。

ただ、よくわからないからやろうとしてない事も多いでしょう。
筆者も確定申告とかしたことないからよくわからん。
と思っていたのですが、制度改正によりワンストップ特例制度が創設され
とっても簡単にできるようになりました。

ワンストップ特例制度ワンストップ特例制度-総務省ふるさと納税ポータルサイトより引用

この制度は確定申告をする必要なく、書類を送るだけで完了します。
寄付した自治体が、住んでいる市区町村に連絡してくれて
翌年の住民税が減額されるのです。

ただ通常のふるさと納税とワンストップ特例制度では色々と違いはあります。
まずワンストップでは寄付できる自治体は5団体までです。
これを超える場合は確定申告が必要となります。
ただ、よほど高所得でない限りは、5団体を超えるなんて事はそうないはずです。

ワンストップでは所得税からの控除は発生せず
住民税の控除のみとなります。

年収2000万を超える人は確定申告が必要になり
ワンストップ制度の活用ができません。
とはいえ年収2000万は給与所得者の上位数%もいないとも言われるので
一般のサラリーマンなら、問題なくワンストップ特例制度が利用できるでしょう。

何がそんなにお得なの?

ふるさと納税はサラリーマンができる数少ない節税術の一つです。
ですが、厳密には節税ではありません。
税負担が軽くなるのではなく、寄付をして翌年それが戻ってくる。
言うなればふるさと納税は税金の前払いです。

寄附金額から2000円を差し引いた額が控除されるので
税制メリットを受けられます。
その上で返礼品が受け取れます。
この返礼品の存在が、ふるさと納税におけるお得要素と言えます。
個人的な見方として、ふるさと納税とは税金を前払いして
実費2000円でお得な買い物ができるイメージです。

過去に問題になったamazonギフト券で言えば
5万円の寄付で2万円のギフト券を返礼品にしている自治体もありました。
50000(寄付)-48000(控除)=2000(実費)
20000(返礼品)-2000(実費)=18000(利益)
このように実費2000円で2万円のギフト券が返礼品だったので
これはやりすぎだと、返礼品は寄付金の3割以下という法改正が進みました。

控除には限度額がある

じゃあ、ふるさと納税しまくればお得なのでは?
と思われるかもしれませんが
ふるさと納税には年収によって全額控除額が変わってきます。

全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安-総務省HP

先程のギフト券騒動時であれば、5万円の寄付をして全額控除されるのは
年収450万円くらいの人からでした。

筆者が仮にアマギフ祭りの時に5万の寄付をすると
自己負担が2000円で済まなくなります。
つまり2万円のアマギフ返礼をもらったとしてもお得ではなくなり
完全に見返りを求めない寄付が数万円発生することになります。
それはそれで、無駄に使われることはない善意の寄付なので良いと思いますが
やはりどうせならお得を手にしたい、そう思うのが人間であります。

総務省のHPでは年収目安300万円までしか表に載ってませんが
年収200万円なら、だいたい1万5千円くらいが限度額になります。

※配偶者控除、住宅ローン控除、医療費控除など
他に控除を受けている場合は限度額が異なります。

ふるさと納税は数千円から1万円くらいの納税先もあるので
何かしら1団体くらいは良いのが見つかると思います。

実質2000円でお得な返礼品を受け取れる「ふるさと納税」
2020年は残りわずかですが
まだやってないという人は、利用を検討してみてもいいかもしれません。

銀行振り込みをする場合、メガバンクの年内当日振り込みは
12月30日の15時までとなりますので要注意です。
クレジットカードやコンビニ払いは12月31日の23時59分までですが
システムエラーや遅延によって、2020年内に完了しない可能性もあるので
ギリギリにするのではなく、できれば今日か明日にでも
寄付を済ませていると安心だと思います。

で、肝心のふるさと納税方法は?

最後に忘れていましたが、ふるさと納税のやり方です。
窓口は色々とあるので、コレが正解という答えがありません。
自分のわかりやすい方法を調べて実践して頂けたらと思うのですが
何かしら取っ掛かりが欲しいという人の為に
筆者が利用した方法を紹介します。

自分が利用したのは、楽天ふるさと納税です。
楽天で買い物をしたことがある人は
そのまま買い物をする感覚でふるさと納税ができるので簡単です。
いつも使ってる楽天市場で、ふるさと納税と検索したら
商品を選ぶように出てきますよ。

自分が選んだ自治体には、ワンストップ特例制度を利用するかどうかの項目もあり
利用すると寄付した自治体から返信用封筒と
寄附金額などが記入済みの書類が送られてきました。
これに名前や押印などをして返信します。
切手は貼る必要があったので、実費は2000円と切手代という感じですね。

楽天なら買い物のように楽天ポイントがつくので
寄付しつつ楽天ポイントが得られます。
買いまわりエントリーや、0と5の付く日エントリーに合わせる事によって
更にポイント還元率がアップします。
実費2000円から楽天ポイントリターンを差し引くと
1000円くらいの実費で返礼品が受け取れる事も!?

といった感じで、ふるさと納税の窓口によって
色々と特徴もありますので
ぜひ、色々と調べてみて下さい。
自分で調べることで理解が深まり、制度や税についての関心も高まるはずです。