ロボットでない場合は

大手の新聞社のwebサイトでさえ、インターネット広告が散乱しています。

インターネット広告のあるところに、偽警告(詐欺)の広告あり!

「〇〇新聞のネット記事見てたら、なんやら警告が出てきたんやけどコレ、電話かけてもええんかいな?」などの問い合わせ自体は、何年も前から頻繁にありますが、

近頃では、ブラウザの通知機能を使って、画面右下の通知領域に、まるでパソコンが通知しているかのようにセキュリティ警告なる偽のメッセージを表示させるように、誘導するタイプの手口が流行っているようです。

PC画面に「ウイルス感染」偽の警告…「サポート詐欺」容疑で初逮捕 – 朝日新聞デジタル

初回掲載時のYahoo!ニュースがリンク切れになったため、ニュース元の朝日新聞デジタルにリンクを張り替えました。
朝日新聞デジタルの当該記事は有料コンテンツとなっているようです。
なお、弊社のお客様の過去の証言によると、朝日新聞デジタルに掲載されているオンライン広告から、偽警告が発出されることがあります。

この年末年始は、その問い合わせや持ち込みが増加しておりました。
年末は年賀状にまつわるアレコレよりこちらの方が多かったかも。

この手の広告は、おそらく正規の料金を支払って配信されているためか、一定の確率で遭遇してしまいます。
そのため老若男女を問わず、ついうっかり騙されがちになります。

広告はある意味抽選で表示されます。
一概にはそうではありませんが。

望むと望まざるにかかわらず、運良く当該広告を引き当ててしまうと、広告内に仕組まれたスクリプトにより、ポップアップが表示されます。例えば次の画像のような。
ポップアップ:今見てたのとは別に、新たな画面が開かれること。ロボットでない場合は、[許可]をクリックします

動画や記事の続きを早く見たいがために、あまり深く考えずに「許可」をクリックしてしまわれることでしょう。
最近は人間が操作をしていることを確認するために、このような操作を行わさせられる(CAPTCHA認証など)ことがあるので、より馴染んで許可を押してしまうことが期待されています。

しかし注意深く確認すると、さっきまで見ていたサイトとは異なるアドレスが開かれていることに気づきます。

そしてこのような認証は通常、元のサイトに組み込んで利用されますので、異なるアドレスに転送されることは考えにくいのです。

これまでに流行った、画面中央に警告メッセージを表示して、警告音または音声メッセージで脅迫するタイプも、児童やご年配の方には強力な効果を発揮していたようですが、
今回のタイプは、おっちょこちょいなら老若男女を問わないところがかなり脅威的です。
通知エリアに何が表示されようと無視を決め込む豪快な方もいらっしゃいますが。
または、そもそも通知を認知できていないのかもしれません。

もし表示されたら

迷わず「ブロック」を押しましょう。黙ってブロックするべし!これと違うヤツだった場合は、

を使って強制終了しましょう。

Windowsセキュリティシステムが破損しています??