筆ぐるめパッケージ版とムック版はどう違うのか

年賀状作成のシーズンになってきました。
その為、書籍にDVDがついているタイプのムック版もたくさん発売されています。

書籍を買えば使えるムック版は一部機能に制限があると書いていますが
パッケージ版と比べてどこにどう制限が掛かっているのかは書いていません。

当然、筆ぐるめ公式HPを見ても書いていません。
それもそのはず、ムック版は法人向けに提供しているカスタマイズ可能なOEM版であり
詳細な製品仕様を公式ですら伝える事はできないようです。

OEM版のインストールフォルダにはREADMEがあります。
その中に筆ぐるめの種類と機能制限版についてという項目がありました。

その中でハードウェアバンドル版には搭載されていないと
文中で富士ソフトが言い切っている機能があります。

  • かんたん筆ぐるめ(一部種類を除く)
  • ファイルからダイレクトスタート機能
  • 筆ぐるめクラウドサービス

これはバージョンによって搭載されていない機能は増減するかもしれませんが
READMEにてハードウェアバンドル版には無いと書かれている機能は
同じREADMEが同梱されたOEMムック版にも無いと考えていいと思います。

かんたん筆ぐるめに関しては一部種類を除くとあるので
OEM版のカスタマイズによっては利用できるものもあるようです。

富士ソフトが確認できる範囲での違い

詳しい詳細は各企業ごとに違うので富士ソフトでも
詳細な仕様がわかりかねる筆ぐるめですが
2点だけこれはパッケージ版とムック版の違いですと公式が言える要素がありました。

1.素材の種類や数が異なる
パッケージ版は十二支の素材が収録されています。
喪中欠礼、暑中見舞い、クリスマス、祝等豊富に収録されており
1年を通してお使いいただけますと言っています。

ムック版は来年の干支の素材が中心に収録されており
年賀状作成には適しているが、収録されている素材の種類や数は
厳選されて少なくなっているようです。

2.素材の利用方法が異なる

パッケージ版はレイアウトやイラストから素材を選ぶ事ができますが
書籍の付録であるムック版は収録素材がすべて画像形式になっているようです。

ちなみに素材の利用方法については富士ソフトではわかりかねるとのことで
ムック版に関しては完全に出版社へ問い合わせて欲しいようです。

以上2点が富士ソフトが答えられる範囲での
パッケージ版とムック版の違いのようです。

意外と大きな違いとなるフォント数

素材が少ないの一言にまとめられている感じがしますが
フォントの収録数が違うというのはいざという時に
使えるフォントが少ないと不便に思う場面があるかもしれません。

特に今はWindows7終了間際の買い替え時期ですから
Win7の時はパッケージ版を買っていたけれど
Win10では住所録だけ引き継いでソフトはムック版を買った
という人は要注意かもしれません。
Win7の時はフォントがたくさんあったのに…win10だとフォント少なくない?となる可能性があります。

OEM版もどのようなカスタマイズをされているかによると思いますが
ムック版だと総じてフォントが少ない傾向にあると考えていいでしょう。

出版社がOEMをどのようにオーダーしたかによって仕様が変わります。
去年はできてた機能が今年はなくなっている可能性もゼロではありません。

書籍を見ても詳細な違いは詳しく書いていないこともあります。
ムック版は低価格で販売されているので
簡単な年賀状作成と割り切って販売しているとも言えます。

年賀状以外の機能が必要になった時に
パッケージ版の購入を検討しても良いかもしれません。