ファイル送信なら Dropbox Transfer
日本において、長きにわたりメール等における添付ファイルの送信手法として使われてきた、パスワード付きzipファイルと、そのパスワードを別送する、いわゆるPPAPが近年良くないとされ、この度ようやく終息に向かうようです。
なぜ「パスワード付きzipファイルと、そのパスワードを別送する」が良くないのかについては、他の投稿が解説しております
ので、もう割愛しますが、本稿では対策のひとつを改めて紹介したいと思います。
Dropbox Transfer
Dropbox Transferは、
- 送信側はユーザー登録が必要ですが、無料のプランでも利用可能
- 受信側はDropboxのユーザー登録の必要ナシで利用可能
- 7日間保持される、容量100MBの宅配ボックスのようなもの(無料プランの場合)
有料プランは、契約グレードにより最大100GBまで対応し、有効期限も最大90日に設定できます。
Dropbox Transfer専用の有料プランもあるようですが、投稿時点では公式ヘルプセンター等にて明確な内容は見つけられませんでした。
送信側の操作
※送信側はDropboxのユーザー登録が済んでおり利用可能な状態を前提とします。
- ブラウザで にログイン。
- 画面左上の メニューボタンクリック。
- メニューから「Transfer」をクリック。
- 「転送を作成」をクリック。
- 「こちらにファイルやフォルダをドロップしてください」の白枠めがけて、目的のファイルをドラッグアンドドロップ。
- 転送のリストに登録される。複数のファイルを送りたい場合、おなじ要領で操作を繰り返す。
有効期限の表示の左にある 歯車をクリックすると、有効期限やパスワードをかける設定画面が現れます。無料プランでは、有効期限が「7日」のみ選択できるようです。
※「アップグレード」と書かれている項目は、有料プランの契約が必要です。「完了」で設定画面を閉じます。 - 準備ができたら「転送を作成」をクリック。
- ファイルがDropboxにアップロードされている間、待つ。
- アップロードが完了すると、転送の準備が完了した旨の画面になるので「メールを送信」をクリック。
- 宛先のメールアドレスとメッセージを入力する。
- 「送信」をクリックしたら、相手にダウンロードリンクが記載されたメールが送信される。
- 左上の「転送を表示」をクリックするなどして、Transferの画面に戻ると、リストに先ほどの転送パッケージが追加される。相手方がダウンロードページを表示したり、ダウンロードを行うと、回数が表示される。
有効期限やパスワードを変更したい(※有料プラン)場合や、ダウンロードリンクを削除したい場合は、変更を加えたい転送項目をクリック。無料プランは削除以外ほぼ変更できない。
受信側の操作
注意しなければならないのは、ファイル送信者からではなく、Dropboxからメールが届きます。
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