ブラウザをアップデートしてください
Internet Explorer離れがまだお済でない方は必見です。
YouTubeがInternet Explorer 11のサポート終了を表明していますが、他の動画サイトにおいても同様に、正常に動画が再生できなくなっている事例が発生しています。
日本放送協会(にっぽんほうそうきょうかい)の有料動画サイトでも、実際に電話で問い合わせたお客様によるとGoogle Chromeを利用するように言われたとのことです。
※NHKオンデマンドのことです。
Internet Explorerをご利用の場合、 YouTubeの見出しに このブラウザのサポートはまもなく終了します。 快適な視聴をお楽しみいただくためには、ブラウザをアップデートしてください。 という黄色の帯が表示されることが、話題になってからひと月以上経ちます。
どうもこの「アップデートしてください」という表現に引っかかってしまっている方が少なくないようですね。
これは別の記事でもご案内しておりますように、
「他のブラウザに乗り換えてください」という意味です。
※この場合、ブラウザ(browser)とは、インターネット閲覧アプリの総称です。
元々はWeb Browser(またはInternet Browser)で、browse(拾い読みする)からきています。
プラウザ(prowser)ではありません。ちなみにProwse(プラウズ)は欧米の苗字です。
ところで、
なぜ乗り換えなければならないのか
(筆者の意訳では)我々のような一般のユーザーにとって、
Internet Explorer11(以降IE)は、2016年1月12日以降、OSのサポート期間が継続される間はテクニカル サポートとセキュリティ更新プログラムが提供されます。
Internet Explorer10以前については、既にサポートは終了しています。
ということですので、IEのメインストリームサポートは終了しているという風にとれます。
メインストリーム、つまり、新しい機能を追加するような期間は既に終えており、実際に新しい機能は追加されておりません。
セキュリティパッチの提供のみの、敗退の決定した後の消化試合のような状態と言えます。
一方で、ご存じの通り、インターネットは日々進化しており、当たり前すぎてそうとは感じられないかもしれませんが、気付かないうちに新しい機能が次々と登場しています。
我々のような一般のユーザーには、YouTubeをはじめとする動画サイトなどが、最も影響を受ける例でしょう。
なので、〇〇のサービスがIEのサポートを辞めるのではなく、IEが〇〇のサービスに対応することはできないし、もはや対応させるつもりもないのです。
多くのIEユーザーにとっては、新しいサービスを利用するにあたり、乱暴に言えば「もうでけへんっちゅーんやから、四の五の言わんと乗り換えるしかないやないか!」ということで、乗り換えなければならないのです。
※IEでなければ利用することができないWebサイトも存在します。
そのようなWebサイトの利用には、IEがまだしばらく現役のブラウザであり、要するに使い分けが必要ということであります。
ブラウザを乗り換えよう
乗り換えの候補として、数多あるブラウザのうちYouTubeでも案内されている代表的なものを紹介していきましょう。
クリックで各セクションへ移動します。
どのブラウザに乗り換えるにしても、操作方法は慣れるよりほかありませんので、頑張ってください。
Microsoft Edge
まず、2020年3月10日現在主流のWindows10の場合、標準搭載されているブラウザとして、 Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ、以降Edge)があります。このブラウザはYouTubeに対応していますので、誰でもすぐに乗り換えることができます。
Windows8.1および7の方は、残念ながらこの項はまったく関係ありません、次の項からお読みください。
パソコンの初期設定では、デスクトップとタスクバーにそれぞれEdgeのアイコンを見ることができるはずです。
後述しますが、このバージョン(青い単色)のEdgeは、日本では、まもなく全くの別物にアップデートされる予定です。
このブラウザを使えば、とりあえず新たに何か導入する必要もなくアイコンを見つけて起動するだけで利用が開始できます。
初めて起動した場合は、お気に入りも何もないのでIEのお気に入りの取り込み(インポート)を行いましょう。
※ご覧の通り、画像の一部にボカシやモザイク処理をかけています。
(ジョイメイトの従業員のプライバシー保護のため)
このほか、やや難易度の高い操作が必要ですが、IEのお気に入りと同期させることもできます。
同期させると、ユーザーフォルダの「お気に入り」フォルダにEdgeで追加したお気に入りも同期されるので、Edgeのお気に入りのバックアップが容易になるほか、デスクトップにショートカットをコピーしたりもできるので、いろいろ便利かもしれません。
新しいMicrosoft Edge
Microsoft Edgeは2020年1月15日より、新しくなりました。
Windows10 バージョン1909以降の場合、2020年4月17日以降に、新しいEdgeに順次置き換えられていきます。
※日本の場合、当初4月1日から自動アップデートが開始されることになっていましたが、確定申告の期日延長に伴って、自動アップデートの開始日も延期されました。
したがって、Windows10の方は、いずれ自動的に新しいEdgeに変わってしまいます。
上のアイコンが表示されている方は既に新しいEdgeです。
また、新しいEdgeはWindows8.1および7にも提供されます。
ただしWindows7の場合、新しいEdgeのサポート期限は2021年7月15日までとされています。
おそらくこれはGoogle ChromeのWindows7のサポート期限に由来します。
ダウンロード方法については、こちらの記事やMicrosoft Helpページを参考にしてください。
記事投稿時点では英語サイトです。現在は日本語のページです。
初めて起動すると、設定を移行する手順が表示されるので、案内に従ってIEの設定を取り込むことができますが、意味が解らないのでスキップしてしまった場合も含めて、手動で取り込む手順を紹介します。
- 右上の「 横3点」をクリックします。
- 「 設定」をクリックします。
- 「ブラウザデータのインポート」をクリックします。
- Microsoft Internet Explorerを表示されているのを確認して「インポート」をクリックします。
なってなければ、選択してください。 - 「その他のお気に入り」がIEのお気に入りだったものです。
お気に入りバーが表示されていない場合は、右上の「 横3点」→「 お気に入り」→「お気に入りバーの表示」→「常に」で表示できます。また、新たにお気に入りを追加したい場合は、アドレス欄の右端の 星印をクリックします。
Google Chrome
次に紹介するのは、IEでYouTubeを開いたときに、 YouTube動画はChromeでご覧ください。 と左上に青い帯で表示されるのは伊達じゃない、泣く子も黙るGoogle謹製のGoogle Chrome(グーグル クローム)です。
YouTubeは2005年に生まれましたが、2006年の暮れには既にGoogle傘下に加わりました。
伊達じゃないでしょう?
というわけで、すっかりGoogleのサービスの一つであるYouTubeとの親和性は言わずもがな、Androidスマートフォンユーザーにとっても、なにかと捗るブラウザなのです。
もちろんGoogleアカウントによるクラウド連携あってこそですが。
まぁだいたい「スマホのGoogleアカウント覚えています?」って聞いたら「何それ?食べれるの?」って言われるんですけどね。
Chromeを利用する場合は、以下のWebサイトからChromeをダウンロードしてインストールしましょう。
Adobe Readerをインストールする時などで、既に抱き合わせでインストールされている方もいらっしゃるかと思います。
初めて起動すると、設定を移行する手順が表示されるので、案内に従ってIEの設定を取り込むことができますが、意味が解らないのでスキップしてしまった場合も含めて、手動で取り込む手順を紹介します。
- 右上の「 縦3点」をクリックします。
- 「設定」をクリックします。
- 「ブックマークと設定のインポート」をクリックします。
- Microsoft Internet Explorerを表示されているのを確認して「インポート」をクリックします。
なってなければ、選択してください。
ブックマークバーが表示されていない場合は、右上の「 縦3点」→「ブックマーク」→「ブックマークを表示」で表示できます。また、新たにブックマークを追加したい場合は、アドレス欄の右端の 星印をクリックします。
いまさらですが、IEやEdge以外は「お気に入り」のことを「ブックマーク」といいます。
Mozilla Firefox
解説を期待された方には、誠に残念ではございますが、詳細は割愛します。
Opera
以下同文。
要するに、長い物には巻かれろというわけです。
アプリをダウンロードするときは、偽アプリに注意してください。
なお、当ページは、各アプリの公式サイトにリンクしています。